音楽家の子は音楽家?~名作漫画「ピアノの森」を読んで

「あれほど僕にとって魅力的だったモノも…今は心を動かさない。僕は目覚めたんだろうか。やっぱり血なんだろうか。カエルの子はカエルなんだろうか?」(『誤解していたよ』ピアノの森 第4巻・第26話)

雨宮修平の父は日本を代表するピアニスト、母も音大卒とあって、小さい頃から当然のようにピアノをさせられていました。犠牲になる物が多くて悩んだ日々もありましたが、学生コンクールを目前にして、自分に両親の血が受け継がれていることを強く感じます。

音楽家の家に生まれた子供は音楽の道を志すのか、ということを考えてみたいと思います。

古くはJ.S.バッハは音楽一族の家系に生まれ、その息子達もバロックから古典派へつなぐ重要な役割をしています。

モーツァルトやベートーヴェンの父親もスパルタともいえる音楽家だったし、ショパン、シューマン、ブラームスも最初に音楽を教えたのは父であったり母であったり…。

しかしその時代を取り巻く環境は特殊だったと思うし、彼らは何人もの兄弟の中の一人だったでしょう。しかし親の音楽的才能は受け継いでいたはずです。

私の知人のピアノ教師を見回しても、我が子もピアノをしていてその才能が親を抜くケースは多いです。

まず、家にアコースティックのピアノが生まれた時からあることや、親がピアノの練習をしたり指導をしているのを間近で見ていることによって、ピアノが生活の一部になっています。

そして、ピアノの音を毎日聴いたり、ピアノをおもちゃ代わりに無意識に音感教育をされることによって、音感も鍛えられます。当然、いつでも教えてくれる先生がいるので進度も速いです。

ということで有利なことは間違いありません。実際に、音大生の姪の友人にはお母さんがピアノの先生という人が多いようです。

その一方、残念ながら大のピアノ嫌いになってしまったお子さんも多いです。幼児の場合、自分と遊んでほしい時間をピアノに取られると思ったりするようですね。

また、途中まで上手く行っても、だんだん自我が目覚めてきて親のいうことをきかなくなる事もあり、やめてしまうケースも多々あります。

なるべく早めに他の先生に預ける方が良いようです。その点においてもピアノ教師が親の場合、色々な先生のルートを知っているので有利ですね。

一方私の両親はピアノとは無縁でした。その点、頼る人がいなくて全て自分で勉強しなければならなかったので、努力はしてきたつもりです。両親はとても理解があり、応援してくれました。手に職を付けてくれたことに感謝しています!

いずれにしてもピアノを勉強出来る環境と、親の理解と応援が必須の世界です。

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