音感って何?音感がほしい!そんなあなたにへ
音感とは音の高さ、長さ、音色、強弱などの感覚です。
音の高さの感覚には絶対音感と相対音感があります。
このページでは、絶対音感や相対音感についての説明からはじまり、それらの音感を鍛えるトレーニング方法について解説しています。
音感は大人になってからでも、適切にトレーニングすることで十分に鍛えることができます。
お子様に音感をつけてあげたい方や、大人になってから音感をトレーニングしたい方は、ぜひこのページを参考にしてみてください。
絶対音感とは
絶対音感とは、ある音を単独で聞いたときにその音の高さが分かる能力です。
英語ではperfect pitch(パーフェクト ピッチ)と言います。
音そのものを直接的に認識できるのが特徴です。
具体的には、ピアノの音だけを聞いてドレミを当てられる能力といった方が分かりやすいでしょう。
絶対音感の中にも幅があり、楽器の音ならわかるがそうでない音はわからないという人が多いと思います。
幼い頃から音感トレーニングをしていると身につきやすいと言われています。
絶対音感の深堀り記事「絶対音感とは?身につける方法やメリットを大公開!」では、絶対音感のメリットやデメリット、絶対音感を身につけるために有効な音感トレーニングについて詳しく解説しています。
興味のある方はご覧ください。
また、絶対音感が自分にあるのか?をチェックするための簡単な絶対音感のテストを作りました。
ぜひ一度チャレンジしてみてください。
音を聞き取るもう一つの能力に相対音感があります。
続いて相対音感について説明します。
相対音感とは
相対音感とは、最初に基準音が与えられると次に聞いた音の階名が浮かぶ能力です。
英語ではrelative pitch(レラティブ ピッチ)と言います。
相対音感はもともと人に備わっているので、絶対音感と違って大人になってからでも引き出せます。
また、音感トレーニングを重ねれば年齢を問わずに強化できるのが特徴です。
相対音感の深堀り記事「相対音感とは?身につける方法や絶対音感との違い」では、相対音感のメリットやデメリット、絶対音感との違い、相対音感を鍛えるために有効な音感トレーニングについて詳しく解説しています。
また、相対音感が自分にあるのか?をチェックするための簡単な相対音感のテストを作りました。
絶対音感のテストと相対音感のテストをぜひ一度やってみて、ご自分の音感をチェックしてみてください♪
テストが難しかった…全然わからなかった…という方でも、あきらめることはありません。
続いて、音感を鍛えるトレーニング方法をご紹介します。
音感を鍛えるトレーニング
音感は何歳からでも鍛えることができます。遅すぎることも早過ぎることもありません。
座学が難しいベビー・幼児・子どもはリトミックによるトレーニングで、絶対音感の習得を目指すことができます。
大人は聴音のトレーニングにより相対音感を身に付けることができます。
最近はアプリで音感を手軽に楽しく鍛えることもできます。
リトミックで音感を鍛える
リトミックとは、スイスの作曲家で音楽教育家でもある、エミール・ジャック=ダルクローズ(1865~1950)によって考案された音楽教育法で、身体を使って音感を豊かに育んでいくというものです。
音楽をしっかり聴いて、それをステップや手拍子など、自分の身体・感性で表現することを通して音感を鍛えます。
ベビー・幼児・子どもの音感トレーニングに有効です。
特に乳幼児期の子どもに音楽の刺激を与えると右脳の発達や情操教育に効果的です。
また、リトミックをする時間は単なる習い事ではなく、親子で一緒に楽しみながら過ごすかけがいのない時間です♪
リトミックで得られる効果やベビーリトミックのやり方は、深堀り記事「右脳の発達や情操教育に効果大。親子で楽しむリトミック」で詳しく解説しています。
耳コピ習得!聴音で音感を鍛える
音楽を耳で聴いてコピーすることを俗語で耳コピと言います。
演奏されている音を聴いて覚えて自分で演奏すること、その音を譜面に起こすこと、DAWに打ち込むこと、すべてが耳コピです。
楽器で確認しながら行うので、絶対音感がなくてもできます。
耳コピを鍛えるには聴音のトレーニングがかかせません。
旋律聴音のトレーニングはメロディーの耳コピに、和声聴音のトレーニングはコードの耳コピに、それぞれ力を発揮します。
耳コピのやり方・コツと、耳コピするために必要な聴音のトレーニング方法については、深堀り記事「耳コピは聴音でトレーニング!やり方とコツを解説」で詳しく解説しています。
音感を鍛えるための旋律聴音と和声聴音の問題に早速チャレンジしたい方はこちらをどうぞ。
アプリ「flowkey」で楽しく音感を鍛える
flowkeyはスマートフォン・タブレット・パソコン等で利用できるドイツ発のピアノ練習アプリです。
このアプリにはピアノの音を感知して演奏が正確かどうかを判定してくれる機能があり、未来型のデジタルなピアノレッスンを感じさせてくれます。
楽譜を見ずに音を聞き取ってからflowkeyを使ってピアノで弾いてみて、答え合わせをします。
フレーズや曲をまるごと覚えてから弾いてみると耳が鍛えられます。
ピアノ練習アプリflowkey徹底ガイドでは、ピアノ練習アプリflowkeyを徹底調査し、その使い方や無料でできることなどをまとめています。
無料でも使えるので、興味のある方は一度使ってみてください♪
まとめ
絶対音感や相対音感にについての説明と、それらの音感を鍛えるトレーニング方法について解説いたしました。
ベビー・幼児・子どもの音感トレーニングとしては、リトミックが有効です。
また、大人になってからでも、適切にトレーニングすることで音感は十分に鍛えることができます。
聴音の問題で音感を鍛えると、耳コピができるようになります。
テレビやYouTubeなどで流れた音楽を手軽に自分で演奏できるようになると、とても楽しいですよ♪
このページに掲載している問題を解くことをきっかけに、ぜひ音感を磨いてみてください。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。