flowkeyをピアノ講師が徹底調査!
flowkeyはスマートフォン・タブレット・パソコン等で利用できるドイツ発のピアノ練習アプリです。
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flowkeyの練習画面です
加えて、ピアノや音楽理論の基礎が学べるレッスンコースを受講することもできて、内容が豊富です。
また、flowkeyは機能面でも優秀です。
特に、ピアノの音を感知して、演奏が正確かどうかを判定してくれる機能は未来型のデジタルなピアノレッスンを感じさせます。
このページでは、ピアノ講師が実際にflowkeyを使う中で感じたflowkeyの良いところ(メリット)や利用上注意すべきところを率直にレビューしつつ、ピアノ講師オススメの使い方を紹介しています。
また、flowkeyを使ったピアノ演奏動画も公開しています。
flowkeyの利用を検討されている方はもちろん、アプリを使ってピアノを練習しようと考えている方にも必見の内容です。
このページは2020年5月時点の情報をもとに作成しました。flowkeyは随時アップデートされており、現在ではサービス内容が変わっている可能性があるため、flowkeyの公式サイトもあわせてご確認ください。
flowkeyの良いところ・注意すべきところ
flowkeyには次のような良いところ(メリット)があります。
- 好きな曲で練習できる
- 好きな曲を弾くと練習が楽しくなります。flowkeyには素敵な曲がたくさん登録されているので、曲を探す作業もわくわくします。
- 楽譜代が経済的
- 紙の楽譜は結構高いし、1冊買っても全曲弾くとは限りません。flowkeyなら何曲弾いても定額(有料プランの種類ついては後述します)な上に、新曲がどんどん追加されるので、楽譜を買うよりもずっとお得です。
- 楽譜の収納いらず
- 紙の楽譜は場所を取りますが、flowkeyを使えば楽譜は収納不要。好きな曲をお気に入りに追加すれば、楽譜を探す手間も省けます。
- 譜めくりいらず
- 楽譜が横一列で自動スクロールされるので、譜めくりの必要がありません。譜めくりがあると、一旦演奏がストップしてしまい、曲と曲のつなぎが悪くなりますが、flowkeyならそういった心配はありません。
- 演奏のイメージを付けやすい
- 鍵盤が真上から撮影されているため、指の動きがよく見え、演奏のイメージを付けやすいです。模範演奏の指の動きと楽譜を目で追って、演奏のイメージトレーニングができます。
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楽譜は左から右に自動スクロールされます。模範演奏の指の動きがよく見えます
- いつでもどこでも弾ける
- わざわざ楽譜を持ち歩く必要がありません。ストリートピアノなど、自宅以外の演奏に便利です。
- スロー再生で無理なく演奏
- 模範演奏が速すぎると感じれば、スロー再生(50%・75%)して練習できます。「50%ができれば75%」と段階的な目標が設定でき、モチベーションアップにつながります。
- 「待機モード」で演奏にフィードバック
- flowkeyの「待機モード」は画期的です!「待機モード」ボタンを押すと、flowkeyがピアノの音を感知するようになります。そして、正確な音を感知すると、楽譜が進行します。待機モードにして楽譜を見ずに弾けば、間違えた音を打鍵した際に楽譜がそこで止まってしまうので、暗譜のチェックにもなります。
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練習モードの選択画面です。スロー再生モードや待機モードが選べます
- 初見力がつく
- 初見力を高めるためには、たくさんの曲を読譜するのが近道です。flowkeyには多くの楽曲が登録されているので、自分の演奏の実力より少し下のレベルの曲をどんどん弾いて初見力を磨きましょう。
- レッスンコースが充実
- flowkeyにはピアノや音楽理論の基礎が学べるレッスンコースが用意されています。レッスンは短く区切られているので、好きなタイミングで中断して、気軽に続きから始められます。iPadでは進度の表示がわかりやすく、練習のモチベーションを維持しやすいです。レッスンコースの内容のレビューについては後述します。
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レッスンコースは、ワンレッスンが短く区切られていて、進度の表示もわかりやすいです
一方で、flowkeyを利用する際は、次の点で注意が必要です。
- 楽譜に情報が少ない
- flowkeyの楽譜には強弱記号、表現記号、ペダリングなどは書かれておらず、自分で曲を研究しなければなりません。特にクラシック曲を深く勉強したい場合は、楽譜を手元に置くのがよいでしょう。また、楽譜が自動スクロールされるのは便利ですが、調号は追従しないため、何調の曲なのかは頭に入れておく必要があります。
- 音を感知しないことがある
- ピアノの音を感知する「待機モード」の機能は非常に面白いですが、一方で、特定の音が感知されないことがあります。打鍵し直すと反応することもありますが、全く反応しない場合はその音を飛ばすしかありません。 ただ、これはアコースティックピアノの音をスマートフォンのマイク経由でflowkeyに認識させた場合です。電子ピアノやキーボードとスマートフォンのをMIDI接続すれば、演奏を正確に認識してくれます。flowkeyの使い方MIDI編!演奏認識を使いこなそうにて詳しく解説しています。
- 模範演奏がベストとは限らない
- クラシックピアノを専門に勉強されてきた方には、ポピュラー的な弾き方をする模範演奏に違和感を感じてしまうかもしれません。古典派の曲にもかかわらず感情移入するあまり、部分的にゆっくり崩して弾かれている演奏もありました。無料トライアルを利用した吟味は必須です。
- クラシック曲がオリジナルでない場合もある
- 原曲よりも構成音が少なくなっていたり、途中カットされていたりなど、大胆にアレンジされている曲があります。特にクラシックの原曲を弾きたい方は、無料トライアル期間を利用してしっかり確認されることをおすすめします。
- テンポを速くできない
- flowkeyではスロー再生モードで元のテンポより遅くすることはできますが、元のテンポ自体が遅く感じた場合に速くすることはできません。
これらの良いところ・注意すべきところを考慮した上で、もしflowkeyが自分に合いそうだと感じられた方は、次にアカウント作成方法をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
flowkeyの無料アカウント作成~無料トライアル
7日間の無料トライアルを最大限活用!
flowkeyはスマートフォンやタブレットのアプリ版から、7日間の無料トライアル付きのプランを選ぶことができます。
無料トライアル期間中は、1,500以上の楽曲がすべて利用でき、flowkey独自のレッスンコースも受講できます。
7日間の無料トライアル期間が終了すると、その後は年間12,800円の有料契約になります。
実際には、有料プランは3種類あり、1ヶ月プラン2,100円、6ヶ月プラン9,100円、1年プラン12,800円ですが、無料トライアルは1年プラン契約時にしか利用できません。
利用する機種によっては使用感が多少異なるので、挑戦したい曲があるか、継続して練習に取り組めそうかなどに加えて、そもそもflowkeyが問題なく自分の端末で使えるかどうかを、1年プランの無料トライアルでじっくり動作確認してください。
なお、パソコンからは無料トライアル付きプランは契約できません。有料プランもアプリ版とは異なったラインナップで、金額もドル表記されています。
パソコン版は日本語対応が遅れているように感じるので、Pianeysとしてはアプリ版のflowkeyの利用をオススメします。
7日間無料トライアルの利用方法 ~ 概要
繰り返しますが、flowkeyはスマートフォンやタブレットのアプリ版から7日間の無料トライアル付きのプランが契約できるので、このページではスマートフォンの利用を想定して解説していきます。
7日間の無料トライアルを利用するには、まずflowkey公式サイトにアクセスして、flowkeyアプリをダウンロードします。
ダウンロードが完了したらアプリを起動して無料アカウントを作成します。
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flowkey公式サイトでは様々な箇所からストアにアクセスできます
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アプリをインストールします
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「今すぐ始める」をタップします。簡単なアンケート後にアカウント作成に進みます
ホーム画面から弾きたい曲を探し、7日間の無料トライアル付き1年プランを定期購読します。
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アカウント作成が終わるとflowkeyのホーム画面が表示されます
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曲をタップすると試聴できます。弾きたい場合は「購読する」をタップします
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7日間の無料トライアル付き1年プランが表示されますので早速試します。「全てのプランを見る」から他のプランを確認することもできます
flowkeyのアカウント登録の流れはわかりやすいので、インターネット上での有料プランの契約に慣れている方は特に迷うことなく、およそ10分程度で完了するかと思います。
アカウント作成から解約まで ~ 詳細
心配な方へ向けて、無料アカウント作成~flowkeyアプリの使い方~有料プランの契約~解約をより丁寧にまとめておきましたので、参考にしてください。
ピアノ講師のレッスンコースレビュー
ピアノ講師がflowkeyのレッスンコースをすべて受講してみました!
flowkeyに用意されているレッスンコースではピアノや音楽理論の基礎を自分のペースで学べます。
各ステップが短く区切れらているので、区間ごとに集中して練習できます。
また、好きなタイミングで中断して、気軽に続きから始められるので、セーブしながら進めるゲーム感覚で取り組めます。
すべて受講した実体験に基づき、各レッスンコースをレビューしました。
練習効果を高めるオススメの使い方も掲載しているので、気になる方はチェックしてみてください♪
ピアノ講師がflowkeyで人気曲を弾いてみた
実際にflowkeyを使って人気曲を弾いてみました!
flowkeyでは曲が初心者・中級者・上級者・プロとレベル分けされています。
各レベルの難易度の確認とあわせて、演奏動画をお楽しみください。
ピアノは誰もが好きな曲で練習したいのではないでしょうか。
でも、楽譜の"つまみ食い"は結構お金がもったいない…
flowkeyなら1,500以上の曲が練習し放題。
新曲も続々追加されるので、楽譜を何冊も買うよりずっとお得です。
7日間の無料トライアルは一度利用してみる価値アリです♪
なお、7日間の無料トライアルはパソコンからは契約できません。
無料アカウント作成後は、
お持ちのスマートフォンにflowkeyアプリをインストールしてご利用ください。