旋律聴音の問題~準備編
旋律聴音とはメロディーなど単旋律を聴き取る聴音のことです。
旋律聴音の問題を解くことで、大人になってからでも音感を鍛えることができます。
さっそく問題…といきたいところなのですが、まずは準備です。
問題を解く前に用意するものと問題集の解き方をぜひご一読ください。
用意するもの
五線譜、鉛筆(2Bなどシャーペンより芯が太くて柔らかいもの)、消しゴム、定規を用意してください。
普通は4小節単位の問題ですが、こちらではあえて不完全な3小節にしています。
定規などで五線譜1段を3小節に区切っておいてください。
最後は終止線を入れます。
本問題集の進め方
1.はじめにその問題の情報(ト音記号、4分の4拍子など)が書いてあるので、問題を聴く前に五線譜に書いておきます。
2.再生ボタンを押すと最初に「ド・ミ・ソ」の和音が流れます。絶対音感がなくても大丈夫です。
3.何回か再生して書き取ります。この機会にぜひ旋律聴音の速記法を習得して下さい。
4.答えをチェックします。正しい楽譜の書き方も覚えましょう。
旋律聴音の取り方(速記法)
1.問題の音を聴きながら、音符の玉だけを斜め線のように書いていきます。鉛筆を持っていない方の人差し指は拍子を刻みます。←重要
2.音符の棒を上から下へ書いていきます。定規は遅くなるので使いません。
3.休符は長い斜め線で表しておいて、後で上から4分休符、8分休符を書き込みます。消しゴムは使いません。
4.2分音符も斜め線のように書いておき、後で下側に半円になるような形にします。消しゴムで消して円にする必要はありません。
5.8分音符、16分音符などは、音符の玉を斜め線に書いてから付尾だけを書きます。音符が2つ以上続く場合には連桁だけを書きます。
4分の~という拍子では8分音符は2つまで、16分音符は4つまでにします。
8分の~という拍子では8分音符は3つまで、16分音符は6つまでにします。
その後で棒を書き入れます。
6.臨時記号があるように聴こえた時は、音符の左側にレ点を書いておきます。♯、♭、♮は全てそのまま書き足して対応できます。
問題に挑戦!
準備ができたら問題を解いていきましょう!
レベルごとに問題を用意しています。

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。