反田恭平さん 1次予選の演奏♪第18回ショパン国際ピアノコンクール
予備予選では圧巻の演奏を届けてくれた反田恭平さん!
10月4日(月曜日)18:00からということで、リアルタイムでご覧になった方も多かったのではないでしょうか。
2017年からポーランドに留学されている反田さん。
ショパンの集大成が聴くことができて感動です。
反田さん自らのノクターンの解説も豆知識としてお楽しみください。
反田恭平さんのプログラム
▶Nocturne in B major Op. 62 no 1
ノクターン ロ長調 作品62 No.1
▶Etude in C major Op. 10 no 1
エチュード ハ長調 作品10 No.1
『ピアノの森』のオープニングテーマで使われていた曲
▶Etude in B minor Op. 25 no 10
エチュード ロ短調 作品25 No.10
オクターブ連続の難曲
▶Scherzo in B flat minor Op. 31
スケルツォ 第2番 作品31
反田恭平さんの1次予選演奏
反田恭平さんの演奏前の舞台裏の様子は1:05:58 辺りからです。
演奏前は水分補給、軽いストレッチをされていました。
舞台へ上がる緊張感もありますが、自分がどんな音楽を奏でるか楽しみで仕方がないというようにも見えました。
反田さんの演奏は1:08:10辺りからです。
音は透明感があり、とにかくどんな音量でもクリアに響きます。
期待通りの表現力で素晴らしい演奏でした!
特に圧巻だったのはエチュード2曲目とスケルツォ第2番。
スケルツォ第2番は、第3番や第4番よりも弾きやすいイメージだったのですが、反田さんの演奏は鬼気迫るものがあり、超絶技巧曲に聞こえました。
まさに奇想曲で、反田さんの特徴が伝わる選曲だと思いました!
ピアノはスタインウェイです。
反田さんが語った曲の解説
まず、8月のリサイタル・オールショパンプログラムで、反田さんが好きな曲第1位に挙げておられたノクターン ロ長調 作品62 No.1からスタートです。
この曲はショパン晩年の作品で、フレンチのフルコースに例えるなら前菜と言えるでしょう。
ショパンは晩年になると、尊敬するバッハやモーツァルトの様式をあらためて意識し、作品にも現れるようになります。
確かにバロックや古典派の香りもする曲です。
また、反田さんは後半での右手トリルのメロディーは、ソプラノの声楽家が歌っているイメージで弾かれているとか。
とても深い難しい曲で、ポーランドに住んで研さんを積んだ反田さんだからこそ、色々な発見があったのだろうと思います。
反田恭平さんの1次予選演奏後インタビュー動画
おそらく大丈夫だと思いますが、ワルツもポロネーズも聴きたいです。
私の中ではファイナリストになってコンチェルトを演奏している反田さんも見えています!
反田恭平さんのコンクール開始前インタビュー動画
自分がイメージした音を思うように出すことができるので、小さい頃から楽器の中ではピアノが大好きだったとおっしゃる反田さん。
ピアノと対話している反田さんが目に浮かびます。
合格発表は10/8(金)です。
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。