『ピアノの森』ショパンのピアノコンチェルト

いよいよ『ピアノの森』ではショパンコンクール、ファイナル最終日を迎えました。

一ノ瀬海の演奏を通しながら、阿字野先生が彼と出会ってからの記憶をよみがえらせます。

ファイナルの課題曲は2曲のピアノコンチェルトです。
アニメ中にも出てきましたが、圧倒的に第1番の方がコンクール的には有利とのことです。優勝を狙ってパン・ウェイが直前に2番から1番に変更したとありましたが、これもすごい話ですね。

日本のバブル期には、音大を卒業したばかりの若きピアニスト達も、オーケストラをバックにこぞってピアノコンチェルトを披露しました。

現在では名の通ったピアニストでしかそのような機会はなく、オーケストラの代わりに弦楽五重奏と共にピアノコンチェルトを演奏するプログラムも増えています。

とにかくピアノコンチェルトは、ピアノを勉強した人にとって憧れの最終形態と言っても過言ではありません。

実はショパンのピアノコンチェルトは、第2番の方が先に書かれています。楽譜として出版するにあたり、後から書かれた作品が第1番ということになってしまいました。

一ノ瀬海も演奏した第1番の第2楽章について、ショパンが親友宛に書いた手紙が残っています。

「新作のコンチェルトのアダージョはホ長調。これはことさら効果を狙ったのではなく、むしろロマン風の、静かで憂いがちで、懐かしい思い出たちを呼び起こすようなある場所を、心を込めてじっと見つめているようなイメージなのだ。美しい春の夜の、月光を浴びながら瞑想するような・・・。」

第1楽章はショパンが芸術の域に高めたポーランドのマズルカとポロネーズの競演、第2楽章はショパンお得意の壮大なノクターン、第3楽章はポーランドの民族舞曲のクラコヴィアクを基調にしています。まさにショパンの魅力満載の第1番です。

いよいよ『ピアノの森』も大詰めです。結末は知っていますが、どのように構成されているか楽しみにしています。

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