気になるピアニストのピアノ練習時間
先日、テレビ番組で『ピアノの森』のピアノ演奏者さん達が対談する企画がありました。
出演者は阿字野宗助役の反田恭平さん、雨宮修平役の高木竜馬さん、パン・ウェイ役の牛牛さんです。
色々お話が興味深かったのですが、その中で「ピアニストの方の練習時間はどれくらいですか?」という質問がありました。
反田恭平さんは「レコーディングの時が一番長くて、一日中ホールに缶詰めで8時間くらい弾いていなければならない」とちょっと嫌そうにおっしゃっていました。
一方高木竜馬さんは「コンクールや演奏会前はできるだけ弾いていたいので、14~15時間は弾いている」とおっしゃっていました。
お二方の性格の違いが表れている、と思ったお答えです。
反田恭平さん、高木竜馬さん、どちらも優れたピアニストですが、反田さんは直感型、高木さんは試行錯誤型なのだと思いました。
私のような一般的なピアノ講師がブルグミュラーやソナチネ程度の曲を初見で弾けるのと同様、彼等はショパンやリストを難なく初見で弾けるのです。
私が何時間もかかる難解なパッセージを、いとも簡単にこなすのです。
私が最も頭を悩ます音の流れやイメージを、瞬時に理解できるのです。
後はそれらをどのように伝えていくかという作業(練習)だと思います。
素晴らしい才能と努力をこれからも応援しています!
♪『ピアノの森』が好きなあなたへ、オススメの記事♪
ハノンを使って基礎練習をする~名作漫画「ピアノの森」を読んで
音楽の道を志す者であれば誰もが憧れるコンクールとは?~名作漫画「ピアノの森」を読んで
ピアノのタッチ・重いと軽い~名作漫画「ピアノの森」を読んで
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。