ピアノの本番で緊張感を味方に付けるために
私は年に数回、ピアノの勉強会に参加して演奏しています。
もちろん暗譜です。
メンバーで、毎年リサイタルやコンサートに出演している人達は、やはり聴いていて安心感がありました。
見た目には、変わらないように見えるのですが、本人達は心臓バクバクだそうです。
要するに、緊張感のコントロールが上手だと言えます。
弾いている最中には、色々な雑念が浮かんできます。
私はノーミスで弾けている時には、逆に「こんな上手くいくはずはない。」などと考えたりします。
一つミスをして、落ち着くということもあります。
緊張感があまりない時の演奏は、結果的にはよくありません。
普段の練習でも、時々緊張感を持って弾くことは必要だと思います。
人前で弾いた時に、いつもは間違ったことのないところでミスしまくり、ボロボロだった、ということをよく耳にしますが、それが本当の実力なのです。
厳しい言い方ですが、いつもの練習は、弱点に気付かないほどいい加減なものだったのです。
ピアノの先生の前に行くと、上手く弾けないというのもそうです。
本当は、先生の前の方が緊張感が加わって、家よりも上手に弾けるはずなのです。
緊張感をコントロールするには、120%の練習と自分の演奏の自信しかないと思います。
スポーツ選手が試合や競技の前のインタビューで「自分を信じて頑張ります!」と仰っているのは、そのことだと思います。

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。