発表会に対して消極的な先生に言いたいこと
ずいぶん昔の話です。
当時、ピアノ発表会をしたかったけど出演者が少ないので、知人のピアノの先生に声をかけてみたことがありました。
その先生は生徒の人数も少なく、今までに発表会をしたことがないのは知っていました。
残念ながら返事はNOでしたが、驚いたことにその理由はそこまで必死にピアノを教える気がないからというものだったのです。
生徒さん達の保護者には、発表会はしないという条件で教えているそうです。
しかし、まさかそのような理由だとは思っていらっしゃらないでしょう。
我子が舞台に立って一生懸命演奏している姿を見ることは、極上の幸せの一つだと思うのです。
きっとそこの教室に通っている生徒さんや親御さんは、ピアノの本当の楽しさを知らないままにピアノを卒業してしまうかもしれません。
私はピアノを弾くということは、人前で弾くこともセットだと思うのです。
狭い部屋で戸を閉め切って黙々と練習して・・・果たしてそれだけでよいのでしょうか?
そんな風に練習していても、扉や窓の向こうで誰かが気付いてくれるのを願っている時ってないでしょうか?
私はあります!窓の外を通る人が、少しの間でも自分の演奏に耳を傾けてほしいと思うことが。
もしかして先生ご自身が人前で弾く楽しみをご存じないのでは?と思いました。
確かに発表会をするとなるとピアノ講師側にもいろいろ大変なことがあります。
会場を取るのも苦労するし、曲を深く教えなければなりません。
余分にレッスン時間を取られることもあります。
しかし発表会は生徒のみならず講師も成長します。ぜひ経験されることをお勧めします。
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ピアノのレッスン前にピアノの先生に言わなくても大丈夫な事
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。