特訓初日~音楽の授業に付いていけなくなった子供達
学校の音楽の授業がさっぱりわからないという、小3と小6の兄弟のレッスンが始まりました。
一目で野球少年とわかるような、元気そうな男の子達です。
小学校の音楽の授業に関する物を全て持ってきてもらいました。
その中にはお兄ちゃんの音楽のテストもありましたが、挽回のし甲斐がある点数でした。
まず、手作りの大譜表を使って、中央の『ド』から順番に音を確認していきました。
そして、『ト音記号』『ヘ音記号』の説明です。
『ト』とは日本語で『ソ』の音のことで『ト音記号』とは『ソ』の場所を決める記号です。
ドイツ語では『ソ』の音は『G』であり『ト音記号』の形は『G』が変形したものです。
同様に『ヘ音記号』の『ヘ』とは日本語で『ファ』の音のことで『ヘ音記号』とは『ファ』の場所を決める記号です。
ドイツ語では『ファ』の音は『F』であり『ヘ音記号』の形は『F』が変形したものです。
次に音符積み木を取り出し、なぜ4分音符、8分音符と呼ぶのかという所から説明しました。
それぞれ全音符を4つに分けた音符、又は8つに分けた音符という意味です。
このように、音楽用語にはちゃんと意味があり、それがわかるときちんと頭に入ると思います。
学校のテストでは『シャープ』の意味も間違っていましたが、『半音』の意味がわからないと理解できないでしょう。
それも追々やっていきます。
次に4分音符と8分音符の積み木を使ってリズム打ちをしました。
それからメロディベルを使って音当てをしたり簡単な曲を演奏しました。
予想以上にウケました。
最初は硬かった表情も、この頃には二人ともずっと笑みを浮かべていました。
あっと言う間の45分間でした。
2日目は連休中です。

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。