ソナチネアルバムに無いソナチネ おすすめ5選
ピアノ発表会で弾くのにオススメのソナチネの中で、かの有名なソナチネアルバムの楽譜におさめられていない曲を5つご紹介します。
発表会曲を選曲する際に、ぜひ参考にしてください。
動画で見たい方は下の動画をご確認ください。
文章で読みたい方は動画の下に続く内容をご確認くださいませ♪
ソナチネとは「小さいソナタ」という意味です。
ソナタは古典派やロマン派の時代に発展した器楽曲のジャンルの一つで、ソナタ形式を含む複数の楽章から成り立っています。
余裕のある方には、ぜひ全楽章を弾いていただきたいですが、ソナチネの場合、発表会では第1楽章や活発な第3楽章が弾かれることが多いです。
ソナチネ イ短調〜ベンダ
まずはじめにご紹介する曲はベンダ作曲の『ソナチネイ短調』
ベンダはドイツの作曲家です。
初期の古典派音楽を代表する作曲家で、ピアノ曲ではソナチネ・ソナタをたくさん作曲しています。
劇音楽も有名で、モーツァルトに大きな影響を与えました。
ご紹介する「ソナチネイ短調」は悲劇的なフレーズが印象に残るカッコいい曲です。
ソナチネといってもソナタ形式に囚われておらず、単一楽章です。
短調ですが、暗い印象はありませんよ♪
ソナチネ Op.27-18〜カバレフスキー
続いて、カバレフスキー作曲の「ソナチネ Op.27-18」
カバレフスキーはロシアの作曲家でピアニストです。
カバレフスキーの作品は、近代曲の中でもシンプルでわかりやすい曲が多く、近代曲の入門にもピッタリです。
ご紹介する「ソナチネ Op.27-18」は民族的で独特の和声感の曲。
この曲も単一楽章です。
キビキビしたリズムが印象的ですね。
カバレフスキー作曲『ソナチネ Op.27-18』の演奏動画と弾き方
ソナチネ Op.13-1 第3楽章〜カバレフスキー
3曲目もカバレフスキー作曲で「ソナチネ Op.13-1 第3楽章」
颯爽としてかっこいい曲です。
終わり方はハ長調ですが、短調的なところも多いです。
速く駆け抜けるような演奏を目指しましょう。
第1楽章もステキなので、チェックしてみてくださいね。
カバレフスキー作曲「ソナチネ Op.13-1 第3楽章」の演奏動画と弾き方
月曜日のソナチネ 第1楽章〜湯山昭
4曲目は湯山昭作曲の「月曜日のソナチネ 第1楽章」
この曲は転調が頻繁にあり、無調に近い印象の曲です。
臨時記号アレルギーの方には譜読みを敬遠されがちですが、一通り弾けるようになれば心地よく耳になじみます。
曲調はまさに湯山昭ワールドと言えるでしょう。
ソナチネ 第1楽章〜ギロック
最後はギロック作曲の「ソナチネ 第1楽章」
ギロックはアメリカの作曲家で音楽教育家です。
発表会では必ずと言っていいほど、彼の作品が演奏されます。
ご紹介する「ソナチネ 第1楽章」はスペクタル映画音楽のような、かっこいい曲です。
力強さも必要ですが、硬い音が出ないように手首を柔らかく使ってください。
第2楽章、第3楽章も、また雰囲気が違ってステキな曲ですよ♪
まとめ
ピアノ発表会で弾くのに特にオススメのソナチネの中で、かの有名なソナチネアルバムにおさめられていない曲を5つ、ご紹介しました。
発表会曲を選曲する際に、ぜひ参考にしてください。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。