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ソナチネ Op.13-1 第3楽章~カバレフスキー

初中級~中級★★★
ハ長調

颯爽としてかっこいい曲。

オクターブの和音は出てきません。

速く駆け抜けるような演奏を目指しましょう。

終わり方はハ長調ですが、短調的なところも多いです。

カバレフスキー作曲の発表会おすすめ曲では、作曲家の曲の一覧とあわせて、人物像を簡単に解説しています。

興味のある方は一度ご覧ください♪

楽譜はこちら。

構成

効率よく暗譜するためにも参考にしてください。

暗譜を極めるための15のステップの中でSTEP.2に該当します。

※記号は一応の目安~ほぼ4小節ずつ

あ{A-B-C(6小節)-D}
い{E-E’-F-G-H}
う{I-I’-J-J’)
え{K(3小節)-K’(3小節)-L(3小節)}
お{M(6小節)-N(3小節)}
あ’{A-B-C’(7小節)-D’}
い’{E’’-E’’’-F’-G’-H’}
う{I’’-I’’’}
お’{M’(6小節)-N’-O(3小節)}

弾き方

速度表示はPrest「急速に」。

A…8分の9拍子は8分音符を1拍として1小節に9拍ある拍子です。3拍子系です。non legatoですが、無理に切って弾く必要はありません。ベタベタのレガートでなければ良いと思います。ペダルは長すぎないように注意しましょう。 ペダルの踏み方

小節の頭にはテヌートが付いています。

アクセントほどではないですが、少し強調してください。

3、4小節目の左手の和音も緊張感があります。

ハ長調で始まりましたが、2小節目からイ短調の雰囲気になっています。

C…8分の6拍子になりましたが8分音符の長さはそのままです。2拍子に数えます。leggieroは「軽く」。だんだん盛り上がって行きます。

D…3小節目の点線は音楽記号ではありません。音がつながるようにという流れの指示です。

E…Dの激しいfから急にひそめて弱く弾きます。この差が大事です。

F…piu fは「今までより強く」。

H…規則正しい速さで弾きます。上行系でだんだん弱くするところは注目されるところです。

I…leggierissimoは「非常に軽く」。

I’…4分の2拍子になっていますが、8分の6拍子の2拍子と1拍を同じように取ります。

J、J’…J’はJの影のように弾きます。音量の差をつけましょう。テクニック的に難しそうですが、指使いを守って練習すれば慣れてきます。

K、K’…どこかにたどり着くまで迷いながら進んでいるような経過的なフレーズです。それぞれ3小節目はグンと進みます。8分の12拍子は4拍子系です。

L…少し後戻りする気持ちです。3小節目は強い音で怒りを表しましょう。

M…p sub.は「急に弱く」という意味です。Lとは急に変わって穏やかな気持ちでまた出発です。今度はどんどん前に進みます。

N…迷いが吹っ切れて前進あるのみ!cresc. moltoは「どんどん強くしていく」。最後の小節はアクセントに変わっています。allarg.は「だんだん強くしながらゆっくり」という意味です。頂上に到達しました。

C’…Cより1小節増えて、音もその分高くなりました。

E’’、E’’’…E、E’のイ短調のフレーズより3度高くなり、ここからはハ長調になっています。

N’…meno f はfを減らす、つまり少し弱くという意味です。曲の最後に向かってだんだん強くしていくので、その準備です。

O…marcatoは一音一音はっきり弾くという意味です。終わりまでテンポは緩めずに突き進みましょう。最後の「ド」の音は付点2分音符で終わりにしても良いところをタイでもう1拍つないでいます。伸ばしている音をもう1度押さえ直すような気持ちだと思います。

動画のピアノ演奏は参考なので作曲者の指示した速さで弾いています。

もう少しゆっくりでも大丈夫です。

本番の演奏に備えて

発表会やコンクールなどをはじめ、舞台の上で演奏するための準備として、自分の演奏を客観的に見るのはとても大切です。

スマートフォンなどを使って、定期的に演奏を録画し、ぜひご自身の演奏を確認してみてください。

改善すべきポイントがきっと見つかります。

もしピアノ講師からのアドバイスをお求めの場合は、我々がおこなっているPianeysのピアノLINEレッスンをご利用ください。

録画した動画をLINEで送るだけで、最短当日、アドバイスをお返しいたします。


また、発表会やコンクールでの演奏は暗譜でノーミスが目標です。

丁寧な暗譜は舞台の上での演奏を成功に導く鍵です。

暗譜を極めるための15のステップでは、人前での演奏に失敗しないための完全暗譜法をお伝えしています。

興味のある方はぜひお読みください。

皆様のピアノライフを心から応援しております。

 
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Pianeys(ぴあにーず)
物書きピアニスト

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。

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