印象派風のピアノ発表会おすすめ曲 5選
発表会で弾くのにオススメのピアノ曲の中から、印象派風の曲を5つご紹介します。
動画で見たい方は下の動画をご確認ください。
文章で読みたい方は動画の下に続く内容をご確認くださいませ♪
ドビュッシーやラヴェルに代表される印象派の音楽は、音や響きの工夫を凝らして、水・風・光など、形のないものを表現しました。
印象派のピアノ曲は難易度の高いものが多いですが、今回ご紹介する5曲は、印象派そのものではないものの、印象派の雰囲気がありつつ、ブルグミュラーからソナチネアルバム程度の曲を練習されているレベルの方でも十分チャレンジできる曲です。
ダンパーペダル、ウナ・コルダは必要ですが、きちんと弾けるようになるまでは、頼らずに練習しましょう。
波のアラベスク〜三善晃
まずはじめにご紹介する曲は三善晃作曲の「波のアラベスク」
三善先生は幼少より音楽の様々な基礎を学ばれましたが、音大ではなく東京大学に進学し、東大在学中にパリ音楽院に留学されました。
フランス印象派と日本の伝統音楽の融合による洗練された作品は、国内外で多数の受賞歴があります。
ご紹介する「波のアラベスク」もフランス印象派のような美しい曲です。
アラベスクはアラビア風の幾何学模様が、ずっとつながっていくイメージです。
波をアラベスク模様に例えて、色々な調性の変化を楽しみましょう。
譜読みは大変ですが、とても美しい曲なので弾き映えがしますよ。
ぜひチャレンジしてみてください♪
雨の日のふんすい〜ギロック
続いてギロック作曲の「雨の日のふんすい」
ギロックはアメリカの作曲家で音楽教育家です。
バロックから近代まで、クラシック音楽の様々な形式や表現が、ギロックの手にかかるとオシャレでインパクトのある曲になります。
ご紹介する「雨の日のふんすい」は水を題材にしたもので、手の交差の曲です。
難所がありますが、少しテンポが落ちても音楽的に表現しましょう♪
金魚〜ギロック
3曲目もギロック作曲で「金魚」
金魚が泳いでいる様子を表していますが、金魚の動きによっておこる水の流れをイメージするのも良いと思います。
想像力と表現力が養われますよ♪
フランス人形〜湯山昭
4曲目は湯山昭作曲の「フランス人形」
湯山先生の神出鬼没の美しいメロディーの組み立てはモーツァルトを連想させます。
ピアノ発表会のプログラムには欠かせませんね。
ご紹介する「フランス人形」は調性が入れ替わり、つかみどころのない魅力がある曲です。
どんどん展開していくので、気分もその都度変えて弾きましょう♪
レインボー・フィッシュ〜キャサリン・ロリン
最後はキャサリン・ロリン作曲の「レインボー・フィッシュ」
キャサリン・ロリンはアメリカの作曲家で音楽教育家です。
優秀なピアニストでもあります。
大人っぽい曲も素敵ですが、子ども向けの親しみやすいメロディーやリズムの曲も多数作曲されています。
ご紹介する「レインボー・フィッシュ」は全音音階を使った不思議な曲。
踏みっぱなしのペダルで雰囲気抜群です。
水の中をゆらゆら泳ぐ虹色の魚をイメージしてください。
水の動きや光の加減によって、魚の色が変わりますね♪
キャサリン・ロリン作曲「レインボー・フィッシュ」の演奏動画と弾き方
まとめ
発表会で弾くのにオススメのピアノ曲の中から印象派風の曲を5つご紹介しました。
発表会曲を選曲する際に、ぜひ参考にしてください。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。