初級レベルの人気曲 5選
ピアノ初級レベルの方が発表会で弾くのにオススメの曲を5つ、ご紹介します。
動画で見たい方は下の動画をご確認ください。
文章で読みたい方は動画の下に続く内容をご確認くださいませ♪
初級レベルというのは、楽譜を自分で読めるようになり、ピアノが少し弾けるようになってきたくらいのレベルをイメージしていただくとちょうどよいかと思います。
今回ご紹介する5曲は、楽譜は簡単でも、丁寧に表現すると素晴らしい曲です。
発表会曲を選曲する際に、ぜひ参考にしてください。
人形の夢と目覚め~エステン(オースティン)
まずはじめにご紹介したい曲はエステン作曲の「人形の夢と目覚め」
エステンはドイツの作曲家、ピアノ教師です。
オースティンと言われることもありますが、オースティンは英語読み、エステンはドイツ語読みです。
「お人形の夢と目覚め」は大きく3つの曲が合体したようなストーリー仕立てになっています。
第一部は子守歌からお人形が眠りに付くまでで、4分音符と2分音符と休符のみの構成でゆっくり進みます。
第二部は楽しい人形の夢の世界で、8分音符も入り色々なリズムも登場します。
第三部は人形が目覚めるところから始まり、軽やかな人形の踊りに続きます。
1曲の中に様々な要素が含まれているので、とても勉強になりますよ♪
トルコ行進曲~ベートーヴェン
続いてベートーヴェン作曲の「トルコ行進曲」
ベートーヴェンはドイツの古典派を代表する作曲家です。
ベートーヴェンはピアノソナタなど、中級上級の曲が多いですが、比較的弾きやすい曲もいくつかあります。
「トルコ行進曲」は劇付随音楽『アテネの廃墟』の中の1曲で、原曲はオーケストラで演奏されます。
絶大な勢力を誇っていたオスマントルコの軍隊は、音楽隊の演奏に合わせて行進をしていました。
この曲では軍隊が遠くから近づき、また遠くへ去っていく様子が表現されています。
蝶々~ゲール
3曲目はゲール作曲の「蝶々」
ゲールはベルギーの作曲家で、サロン向けの小品が得意です。
『蝶々』は特に有名で、演奏効果の高い曲です。
蝶々がひらひら飛んでいる様子の曲なので、重くならないように、また、ある程度の速さは必要です。
蝶々は生まれた場所から遠くない範囲で行動するそうです。
同じメロディーが多いのは、生まれたところの近くのお花にまた戻ってくるということかもしれませんね。
ガラスのくつ~ギロック
4曲目はギロック作曲の「ガラスのくつ」
ギロックはアメリカの作曲家で音楽教育家です。
バロックから近代まで、クラシック音楽の様々な形式や表現がギロックの手にかかるとおしゃれでインパクトのある曲になります。
ご紹介する「ガラスのくつ」は優雅なワルツ。
シンデレラをイメージできるタイトルなので女の子にとても人気があります。
伴奏とメロディの音色の違いを上手に表現するのが演奏のポイントです。
舞踏の時間に~リヒナー
最後はリヒナー作曲の「舞踏の時間に」
リヒナーはドイツの作曲家です。
リヒナー作曲のピアノ曲はメロディーと伴奏がはっきりしたものが多く、ロマン派の作曲家ですが、古典派の傾向もあります。
ご紹介する「舞踏の時間に」は可愛らしい踊りの曲。
右手の綺麗な旋律に対して左手の伴奏形が簡単なので、聞いたほどは難しくありません。
繰り返しもあるので、長いわりには暗譜も苦労しません。
場面が3つあり、それぞれどんな人達が踊っているのかイメージするのも楽しいですね。
まとめ
ピアノ初級レベルの方が発表会で弾くのにオススメの曲を5つ、ご紹介しました。
発表会曲を選曲する際に、ぜひ参考にしてください。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。