小林愛実さん1次予選の演奏♪第18回ショパン国際ピアノコンクール
前回大会のファイナリストだった小林愛実さん。
第18回ショパン国際ピアノコンクール1次予選の演奏は、拍車をかけて、質・深みともにアップしました。
既に反田恭平さん、角野隼斗(かてぃん)さん、牛田智大さんが素晴らしい演奏をされているので、さらに期待と注目が高まります。
演奏直前にトラブルがあったのは気の毒でした。
小林愛実さんのプログラム
10月7日(木曜日)20:30
▶Nocturne in F sharp minor Op. 48 no 2
ノクターン 嬰へ短調 作品48 No.2
予備予選でも演奏されました。
▶Etude in A minor Op. 25 no 11
エチュード イ短調 作品25 No.11
木枯らしのエチュード(角野隼斗 (かてぃん) さんが予備予選で演奏)
▶Etude in A flat major Op. 10 no 10
エチュード 変イ長調 作品10 No.10
単音と6度の重音が交互に現れる難曲
▶Scherzo in E major Op. 54
作品54 スケルツォ第4番
小林愛実さんの1次予選の演奏
小林愛実さんの演奏前の舞台裏の様子は3:36:35辺りからご覧になれます。
椅子に関するトラブルがあったようで、演奏前にもう一度立ち上がって舞台袖に引き返すという場面がありました。
納得いかない様子でしたが、その後気を取り直して演奏に入ります。
演奏は3:41:55辺りからご覧になれます。
いつものペンダントを付けておられます。
曲間でペンダントに手を当てて祈るように次の曲に向かいます。
身長が149cmと何かのプロフィールで記憶していますが、本当にpp~ffまで多彩な音色で美しかったです。
特に超高速で両手同時進行で駆け抜けるようなパッセージは、気持ちよいぐらいドンピシャです。
奇をてらうことなく、素直に感情をこめて大切に演奏しているのがわかります。
カーテンコールの拍手が長く続きましたが、素早く姿を消された小林愛実さん。
ベストな状態で弾けなかったので悔しかったのかもしれません。
ピアノはスタインウェイです。
小林愛実さんの1次予選演奏後インタビュー動画
やはり椅子の高さが足りなかったようですね。
予備予選のときの椅子を見てみました。
形状は似ていましたが、確かにもう少し上まで上がっているように思います。
動揺し、精神統一ができないままに弾かなければならなかったのは残念ですが、私は素晴らしい演奏だと思いました。
小林さんの努力が無になるような結果にはならないと思います。
【英語】小林愛実さんの1次予選演奏後インタビュー動画
いつもは高めの椅子からさらに腰を浮かせて弾いておられたので、今回は腕に無駄な力がかからなかったか心配でした。
笑顔で「もう済んだこと」と答えているのが心に沁みました。
それにしても皆さん、英語がお上手ですね!
小林愛実さんのコンクール開始前インタビュー動画
流ちょうな英語でインタビューを受けておられます。
6年前にショパンコンクールに挑戦して、またこの場に来られて感激している様子や、ショパンは自分にとってとても大切な作曲家であるとおっしゃっています。
合格発表は10/8(金)です。
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。