ピアノ曲の指使いを考えるのもピアノ講師の仕事
指使いは新曲の譜読みの時に、わりと時間をたっぷり使って考えます。
楽譜の通りに弾くときも弾かない時もあります。
しかし自分で指使いを考えるのは、相当経験を積んでいるからこそできることです。
ピアノを習いたての頃は、楽譜通りの指使いできっちり弾くのが良いでしょう。
例えば「ド・ミ・ソ」の和音は右手なら「1・3・5」と習います。
しかし、次に音が続いてレガートで弾く場合には「1・2・4」「1・2・3」もアリです。
ピアノを弾き慣れてくると、初見でも瞬時に良い指使いで弾けるようになります。
ミスタッチが多いところやいつも引っかかるようなところは、指使いに問題があるのかもしれません。
楽譜通りに弾いていなくて弾けないのは論外ですが、楽譜通りでなくてももっと良い指使いもあります。
レッスン中に生徒さんに合うように考えて教えるのもピアノ講師の仕事。
つまりピアノ講師がその曲を弾いたことがあるか、又はすぐに初見で弾けるかが絶対条件です。
生徒さんはピアノの先生はどんな曲でも弾けると思っておられるかもしれませんが、弾いたことがない難曲を教える場合も無きにしもあらず…。
「先生、ここが弾きにくいんですが良い指使いありますか?」
と聞かれてフリーズしてしまわないように、ちゃんと準備しておかないといけません。
逆に「そこ、弾きにくそうだからこういう風にしてみたら?」と提案してくれるのは、非常に良い先生だと思います!
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。