小学校音楽会での理不尽な伴奏者の決め方~4.
連休をはさんで3日後、生徒さんのレッスンに行ってきました。
生徒さんは私の作った楽譜をきちんと台紙に貼って、完璧に弾きこなしていました!
「担任の先生はこの楽譜のことを何かおっしゃってた?」と聞くと、「先生のは弾きにくかったんだーって言ってた。」とのこと。
普通の常識で言えば、まず子供に謝るべきでしょう。
おそらく「なんで自分が一生懸命に作った曲を弾かないのか。」くらいに思っているのでしょう。
やはり相当おかしい先生でした。
担任の先生が作ったという完全版を弾いてみましたが、歌の旋律に会わない和音がいくつかあった上に、ありえない跳躍がいくつもありました。
弾くのは難しいのにその苦労が報われないという伴奏です。
きっとご自分で弾いていないのでは?
いや、ご自宅に鍵盤がなかったのかもしれません。
私は生徒さんが弾いている時、思わず熱い物がこみ上げてくるのを感じていました。
せっかくの連休なのに、なんと健気に一生懸命練習したのだろうと。
もし担任の先生が旅行や行楽に出かけていたら絶対に許せません!
音楽会の演奏は大成功だったようです。
生徒さんと私、そしてお母さんの連携プレーは今でも心に残る思い出です。
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