ピアノコンクール予選の結果は…
バッハは前の人よりテンポが良く、勢いがありましたが、ブラームスは前半の音の掴みがイマイチで、今後の課題です。
歌うところはなかなか良いと思いました。
最後もなんとか乗って弾けて、出来としては本来の90%くらいでまずまずでした。
しかし、本選に進める演奏ではないというのが正直な感想です。
姪が着替えている間に、Nちゃんが会場に戻ってきました。
本当は家に帰りたかったのだそうですが、やはり結果を見ないことには落ち着かないのでしょう。
Nちゃんのご両親とも音大の先生なので、客席ではそれぞれ独自に採点されていたそうです。
ところがお二人の採点にバラツキがあるということで、その辺の結果も確かめたかったようです。
ちょっとNちゃんに元気が戻っていました。
今回本選に行けなくても、間近に迫っているもう一つのコンクールに賭けると言っていました。
結果は2人とも予選通過ならず奨励賞どまりでしたが、私は正直ほっとしました。
ここで本選に行くようなことがあれば姪の身体も心配です。
Nちゃんのお母さんの採点と結果によると、今回のコンクールは結構派手な演奏や曲が好まれたということです。
確かに審査員の先生方の好みや相性も大きく左右します。
前回は表現が濃い演奏が好まれていたように思います。
過剰なクネクネ演奏が通っていたりして、意外だったのを覚えています。
とにかくコンクールが無事に終わってほっとしました。
やることはしっかりやっていたし、一番良い形で終わったように思います。
あらためて課題も見えてきました。
教授先生がおっしゃっていた、『舞台でしか勉強できないこと』という意味も痛感しました。
姪はいよいよ受験モードに突入です。
ただし、これで気が抜けてしまわないかと心配ですが。
その後Nちゃんはもう一つのコンクールで、予選通過して全国に行くことが決定しました。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。