ピアノコンクール本番当日を迎えて

いよいよピアノコンクール当日になりました。

姪はなぜかタバコを一箱食べてしまう夢をみたそうです。

コンクールの高校生の部は午後からで、その中でもグループ分けされているので、高３グループの集合は４時頃です。

姪たちとは会場で落ち合う事になっています。

電車で会場に向かっている途中に、姪からメールが来ました。

大先生の門下生で1学年下のＮちゃんはどうもうまくいかなかったらしく、一刻も早く会場を出たいと落ち込んでいるようでした。

Ｎちゃんは優秀で全国大会出場をもちろん狙っていたので、姪とは違って本選の曲も既に相当弾き込んでいます。

会場に着くと本番を終えたドレスを着た女の子達がうろうろしていましたが、Ｎちゃんの姿はどこにも見えませんでした。

高３出演者の一団は、進行の流れなどの説明を受けたり、楽屋へ案内されたりした後、いよいよ本番です。

高２グループとは全然表情が違うのはもちろんですが、その中で音楽高校の同級生とわかる一群は結構リラックスしています。

やはり試験慣れしているのでしょう。

姪と別れて私達は客席に移動しました。

プログラムを見ると、高校生の部では高３が半数以上います。

曲目を見ると、だいたいどこの受験生だかわかります。

姪の前に弾く人は、姪と同じ音大を目指しているらしく、バッハがかぶっています。

姪は他の人の演奏を聞くとテンポが崩れるから、その間は別の曲を聞いておくと言っていました。

姪の番が来ました。