バレエピアニストという職業について~1.
某大学の授業でバレエピアニストを探しているので行ってほしいと頼まれたことから、私のバレエピアニストライフは始まりました。
私はバレエ自体何もわからないまま飛び込みました。
先生はバレエ界では超有名な方でしたが、世間知らずな私はそれさえもわかっていませんでした。
先生ご自身が楽譜を用意して下さり、「この他にも何でもいいですから自由にピアノを弾いてください。」ということで始まりました。
バレエピアニストと言うと一見カッコ良い響きですがとんでもない!
実にハードな裏方です。
機械に徹する覚悟ができていないと絶対無理でしょう。
ストレッチから始まって、バーレッスン、中休みのストレッチ、センターレッスン、クールダウンの音楽まで、約2時間休憩なしの弾きっぱなしです。
速い曲をフォルテで5、6分間ノンストップということも普通の事です。
腕の使い方や脱力が悪いとたちまち腱鞘炎になってしまうでしょう。
さらに教室内はレッスン生の身体を絞る為、真夏でもクーラーを使わないので、めちゃくちゃ暑いのです。
そこで私は初めてバレエの練習を見ました。
男性も女性も背中の肉がすっと落ちて、とても綺麗でした。
人の汗がこんなに美しいものかと思ったのはこの時が初めてです。
その後も私とバレエのご縁は続きます。それは又次回に。
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。