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手の痛み。コンサート直前、苦渋の決断!

2015.09.30

ピアニストは誰しも身体の痛みと戦ったことがあると思います。

指、腕、肩、腰、首、腱、筋肉・・・

特に手の痛みは頻繁に聞きます。

勉強会メンバーの一人が、来月結構大きな会場でのピアノソロのジョイント・リサイタルを控えています。

彼女の場合、少し弾き始めると指が痺れてくるそうです。

これからラストスパートをかけて練習しないといけないのに、無理ができません。

スポーツ医学で有名な病院で見てもらったところ、手のひらを手術しなければならないと言われたそうです。

大先生がびっくりして、懇意にしている別の病院に連れて行かれたところ、原因は首から肩にかけての凝りで神経を圧迫しているとのことでした。

セカンドオピニオンが重要なことがわかり、ぞっとしました。

とりあえず手のひらの手術は回避できたものの、神経を圧迫するほどの凝りもそう簡単には直りません。

夏の勉強会の出席も迷っていましたが、決心して演奏しに来ました。

演奏には特におかしいようなところはなかったのですが、やはり指先の感覚が麻痺していたそうです。

彼女の目に涙が浮かんでいました。

大先生は、今回のリサイタルはあきらめるようにおっしゃいました。

ベストのコンディションで満足のいく演奏をすべきだと。

しかしキャンセルするとなると、ジョイントの相方にも迷惑をかけてしまうし、チケットを買ってくださった方にも申し訳ないし、お金のこともあるしでおおいに悩むのが当然です。

しばらくして、やはりキャンセルしたという連絡が入りました。

勇気ある決断だったと思います。

驚いたことに、1ヶ月後だというのに彼女の穴を埋める人はすぐに決まったそうです。

45分間の枠だったので、さすがに急に一人では無理でお二人だということです。

こういうときにレパートリーがあると強いです。

金銭的な負担が少ないので演奏者としてはラッキーかもしれません。

本人は今どん底で、しばらくは立ち直れないくらい悔しいと思います。

しかし、この辛い経験を伝えていくことのできる人間になったのです。

乗り越えて、より一層深みのある演奏をしてくれる事を願っています。

 
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Pianeys(ぴあにーず)
物書きピアニスト

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。

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