ちょっと可愛そうだった初めての生徒さん
私がピアノを教えだしたのは、音楽大学2年生のときでした。
初めての生徒さんはお菓子屋さんのお嬢ちゃんで出張レッスンでした。
確か小学2年生だったと思います。
今は出張レッスンでの茶菓はお断りしますが、あの頃は学校帰りでおなかも空いていたので、お茶やお菓子も遠慮なくいただきました。
女の子は私が食べているのをじっと見て、「それ、ちっとも売れないんだ。」と言いました。。。
その生徒さんはほとんど練習をしませんでした。
そしてそれは、私が知っているピアノレッスンの受け方ではありませんでした。
私にとってのピアノレッスンとは、1週間家で練習するというのが常識でした。
実際私はそのようにピアノを習ってきました。
今から考えると少々厳しすぎるレッスンで、可愛そうな事をしたと思います。
私の一生懸命さがどこまで通じていたのか?
果たして信頼関係があったのか?
おそらく答えはNOだと思います。
今は生徒さん一人一人に合わせてピアノレッスンも引っ張れるようになりました。
要するに絶対評価ではなく、相対評価で教えられるようになったということです。
しっかりした信頼関係があれば、生徒さんも付いてきてくれると思います。
生徒さん達一人一人の顔を思い浮かべながら、今の私はどうだろうかと考えています。
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。