『ねこふんじゃった』で移調を教えてみよう
私が小さい頃、『ねこふんじゃった』は、オルガンやピアノの前に行くと必ず弾かれる曲でした。
ピアノを習ったことがない子達も、すごいスピードでそれだけは弾けていました。
ところが最近ではあまり弾かれないようです。
小学生の生徒さんに「弾ける?」と聞いてみると、「前の先生の時に習った。」と楽譜を見せてくれました。
それはフラットがいっぱい付いた楽譜で、手が交差する手前で終わっていました。
「見なくても簡単に弾けるからやってみよう。」と私が少し教えると、その生徒さんは最後まですぐに出来ました。
「今度はそれを白い鍵盤から弾いてみて。」
普通『ねこふんじゃった』はミのフラットまたはレのシャープから始めるのですが、白鍵のレからトライしてもらいました。
ついに全調でサワリだけ弾けました。
私は時々このように移調奏をやらせることがあります。
簡単で知っている曲が良いと思います。
理屈抜きで子供の頭の柔らかいうちにこれをやらせると、音感の訓練に効果があると思います。
ピアノのレッスンが早く終わりそうな時は、少しずつ取り入れるようにしています。
【小学校低学年のピアノレッスンに関する他の記事】
ピアノレッスン導入期は初めの1か月が勝負
譜読みが出来る子に育てるには
半音階を教えるのは短期決戦!
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。