ピアノの安すぎるお月謝について

ピアノの生徒と先生をそれぞれ募集して繋ぐホームページがあります。

そこの掲示板で、ある男の先生が怒っていらっしゃいました。

理由は、ピアノの月謝の価格破壊でした。

「自分はピアノを教えることで家族を養っている。またピアノ講師のプロとしての自信がある。しかし、親のすねかじりのお嬢さんが、お小遣い稼ぎに考えられないような値段で教えるのは、はっきり言って営業妨害である！」といったものでした。

私はその先生の気持ちがわかります。

そのホームページの生徒募集欄を見てみると、「ワンレッスン５００円より」というのも結構ありました。

普通のアルバイトが時給１０００円とすると、３０分５００円でも構わないという理由でしょう。

講師修行中で、自分の教え方にまだ自信がないという謙虚な気持ちも入っていると思います。

一方、単なる生徒集め目的で、徐々にお月謝を吊り上げていく怪しいパターンも考えられます。

いずれにしても、ピアノ講師を選ぶのは習う側の自由です。

お値段も重要ですが「楽しく」とか「やさしく」の意味を取り違えると、とんでもない結果になってしまいます。

『導入期を教えるのが一番難しい』ということを認識している親御さんはどれほどいらっしゃるでしょうか。

『新米講師なので、初心者なら教えられる』というのは大間違いです。

趣味だから基礎は手抜きで良いということはないのです。

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