音感・リズム感が乏しい子供のレッスン
理解力はあるのですが、リズム感が弱点の生徒さん。
だいたい出来ないところは予想できます。
その場所に来ると、予想通りおかしな事になっています。
楽譜に「1と2と3と4と」と書き込み、声に出しながらだと弾けるのですが、その練習を怠ると、とたんに「なんとなく」になってしまいます。
そんな時に心強い味方はメトロノームですが、これに合わせるのも一苦労のようです。
「メトロノームに合わせてみようね。」と言うと、テンションが下がるのがわかります。
私が弾いてみて真似をさせる手もあり、その方が私も楽なのですが、やはり本人のためには良くないと思います。
その曲ではOKでも他の曲に通用しないからです。
「1と2と3と4と」に合わないということは、拍子感が欠けているということ。
一番わかりやすい練習は、曲に合わせて足踏みをして1拍目に手拍子を打つこと。
前もって何拍子かは言わずに、私が適当に弾く曲に合わせて1拍目を感じてもらうのです。
後は付点四分音符と八分音符はセットというように、リズムのパターンを覚えて、パズルのようにはめ込むことです。
これが頭に入ると、初見が見違えるように出来てきます。
1週間練習してきて上手になることも大切ですが、新しい曲をどの程度初見で弾けるかということも重要だと思います。
レッスン中には初見でものすごく簡単な曲を弾かせています。
【音感・リズム感に関する他の記事】
音感というプレゼント
音感・リズム感が身についていないということはどういうことか?
音感・リズム感が乏しい子供への最強の教材
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。