[私の楽譜体験記] 恩師と出会って~中学校時代
恩師と出会い、気が付けば音大への道を歩いていました。
色々遠回りをしたせいで、進度は遅れていましたが、師匠とのレッスンは充実していました。
しかし中学時代は運動部だったし(師匠には内緒)、音楽も色々なジャンルに興味があり、クラシックピアノ一筋というわけではなかったです。
高校受験で志望校を決めるときに師匠に相談すると、「ピアノを練習する時間を作るために学校のレベルを落とすのは良くない」と言われました。
その言葉の意味は今になってよくわかります。
高校受験では2か月間ピアノを休んで勉強に集中しました。
ツェルニー8小節の練習曲(楽譜種別:練習曲)
12歳~14歳頃。
ツェルニー40番と並行して2,3曲ずつ宿題を出されていました。
文字通り8小節完結の短い練習曲です。
こちらはノーミスでバリバリ弾けなければ合格にならず、結構苦戦した記憶があります。
バッハ・シンフォニア(楽譜種別:バロック)
11歳~13歳頃。
J.S.バッハの3声です。
左右片手ずつの2声でも難しかったのに、2本の手で3役も無理~と思いながら始まりました。
ソプラノ・アルト・バスをバラバラにして弾いたり、2つの声部を弾いたりして練習していました。
こちらもインヴェンション同様、大人になって勉強し直し、色々なことに合点が行きました。
モーツァルトソナタアルバム(楽譜種別:古典派)
12歳頃~
楽譜はウィーン原典版を先生に勧められました。
このときは1,2曲しか弾かないのに、楽譜の値段も高くて子供心にもったいないな~と思いました。
しかし、この頃初めて買った楽譜達は生涯の友となるので、信頼できる楽譜を買っておいて良かったと思います。
ウェーバー(楽譜種別:ロマン派)
11歳頃~
ロマン派初期の作曲家です。
『ロンドブリランテ』『舞踏への勧誘』『無窮動』などを弾きました。
中学校時代にはロマン派と古典派の基礎をしっかり叩き込まれました。
憧れのドビュッシーやラヴェルはまだ全然弾かせてもらえません。
シューマン(楽譜種別:ロマン派)
13歳頃~
初シューマンは『ノベレッテン第7番』でした。
その後『g mollのソナタ』『ウィーンの謝肉祭の道化』などに続きます。
シューマンは向いていないのか、学生時代はあまり宿題に出されませんでした。
リスト(楽譜種別:ロマン派)
14歳頃~
ようやく後期ロマン派を弾かせてもらえます。
初リストは『愛の夢第3番』でした。
その後『ため息』『ハンガリアンラプソディ11番』へと続いていきます。
ベートーヴェンソナタアルバム(楽譜種別:古典派)
13歳頃~
こちらも音大受験の課題曲に必ず入っています。
ヘンレ版では1巻、2巻とあり、今もずっと使っています。
始めはモーツァルトやハイドンの影響が残る初期のソナタから弾きました。
楽譜進行マップもあわせてご覧ください。
さて、次はいよいよ高校時代です。
いざ音大へ!
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。