曲のはじめから弾きたがる生徒さん
ピアノのレッスンで1段目はOK、2段目もOKかなと思いきや、3段目に行くところでミスをしてしまう生徒さん。
確か、先週もそうでした。
「2段目の終わりの小節から弾いてごらん」と私が言っても「はじめから弾く」と譲りません。
はじめから弾けないと合格できないと思っているか、途中から弾くのが難しいかのどちらかでしょう。
もちろんはじめから弾けないと合格はできないし、途中から弾くのは難しいです。
しかし、途中から弾けない時点で、もう合格できるレベルではないのです。
またはじめから弾いてもおそらくミスしたところで同じ結果になります。
1週間そういう弾き方をしていたのでダメだったのです。
つまりはじめの2段は何回も弾いて上手になるけれど、2段目の終わりから3段目にかけては弾くのをパスしたことになるのでいつまで経っても上手にならなかったということです。
これはピアノの進度が遅い生徒さんに見られる特徴の一つです。
時間の無駄なので、こんな不合理なことはやめましょう。
むしろ、その他のところは弾かなくてもよいくらいです。
私は発表会おすすめ曲の練習をがんばっていますが、通して弾くことはあまりしていません。
弾きにくいところを他のところのレベルに上げることが第1目標です。
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ピアノの進度が速い生徒さんの特長~その2.ごまかさない
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。