電子ピアノでピアノを習い始める幼児の苦労
昨日のブログでアコースティックピアノと電子ピアノの違いを書きましたが、今日は電子ピアノでピアノレッスンを始められる小さいお子さんが、苦労している現実について書きたいと思います。
それは個人差もありますが、手が華奢なタイプの子に多いです。
ピアノを習い始める場合、まずはじめに中央の「ド」を色々なリズムで弾くところから始めます。
しかし中にはいつまで経っても音が鳴ったり鳴らなかったり、どうしても揃わない子がいます。
残念ですが、100%電子ピアノで練習しているお子さんです。
なぜなら、電子ピアノは失敗しないように出来ているから。
アコースティックピアノは鍵盤を押さえる力、スピードなどのタイミングがきっちり合った時に良い音が鳴るようにできているので、はじめは失敗の方が多いのです。
「ド」の連打がだんだん慣れてできるようになると、今度は「ド」と「レ」を切れないようにつなげて弾く練習に進みますが、こちらも電子ピアノの子は難航します。
お家のピアノでは出来ているように聞こえるので仕方ありません。
電子ピアノではできてもアコースティックピアノではできないことは山ほどあって、そのほとんどがピアノを習い始めた時に経験します。
可愛そうですが先に進める訳に行かず、かなり遅れてしまいます。
普段は保護者の方には見学はご遠慮いただく方がスムーズにレッスンできるのですが、この問題だけは別で、保護者の方に弾き方と音を覚えていただいております。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。