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音符はひらがなより簡単。譜読みと初見について

2017.05.18

生まれてすぐにひらがなが読めないように、楽譜も初めは誰も読めません。

自分はどうだったのか、もう忘れましたが、生徒達の様子を見ていると、初めはたいてい指番号を当てはめて覚えています。

しかしドレミファソ以上の音が出てきて、必ずしも『ド』が1の指でなくなると、壁に突き当たる訳です。

弾きながら音がわからなくなると、私に助けを求めてきます。

「その音はシよ。」と言ってしまえば、生徒も私も楽なのですが、ぐっとこらえます。

「私はこの曲だけを教えているのではない。色々な曲が自分で弾けるようになるための手助けをしているのだ。」と。

指で五線を押さえながら数えだす生徒さん。

他に同じ音がなかったか探し出す生徒さん。

覚え方は千差万別ですが、毎日努力した分だけ結果は自分に返ってきます。

音が少ないうちに、こういう努力を重ねることが大切なのです。

しかし一方で真剣に向き合おうとせず、「後はママにおうちで教えてもらおう。」と、ママが弾くのをマル覚えする生徒さんもいます。

このようなやり方だと、やはりツケがどっと返ってくることは間違いありません。

どんどん音が増えてくると追いつかなくなり、面倒になってしまいます。

結局楽譜が読めないということになり、諦めてしまいます。

でもそんな時はもう一度最初の「ドレミファソ」から始めればよいわけです。

指が動く分だけ、理解力も吸収もはやいと思います。

しかしそこですんなり行くかといえば大間違い。

ひらがなやアルファベットを覚え始めた頃は、絶対覚えないといけない・・・というプレッシャーがどこかにあったはずです。

音符は覚えても覚えなくてもどちらでも良いもの、という曖昧さがあるので、いつまでたっても覚えられないのでしょう。

ピアノの音は無数にあるように感じられますが、鍵盤は全部で88。

そのうち楽譜で示される白鍵は52です。

超低音や超高音はオクターブ記号を使って表すので、せいぜい楽譜で書かれる音はこのうちの40以下だと思います。

こういうふうに考えると、ひらがなより少ないことがわかります。

譜読みに自信のない人は、入門楽譜に戻って順を追ってやり直すことが最短の近道だと思います。

初見についても同様で、超簡単な楽譜をいかに一発で正確に弾けるか、というところから始めると良いです。

これも入門楽譜に戻って出来ることなので、一石二鳥です。

ソナチネに入っている人でも、初心者の曲はなかなか一発で弾けません。一度習っている曲でさえもです。

ピアノとはこういうものなのです。

譜読みや初見に苦労している人が、ほとんどだと思います。

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物書きピアニスト

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。

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