一昔前の音大ピアノ科出身者がカラオケが苦手な理由
2016.11.01
ピアノ講師でカラオケは苦手という人は結構多いです。(私は大好きです!)
音大出身者ということで、歌がうまくて当然と思われているから?
それもありますが、もっと深刻な別の理由もあります。
小さい頃から楽譜を忠実に再現することを勉強してきたので、実は楽譜がないと歌えないという人が多いのです。
しかもちょっとでも不安な音があると、ちゃんとしなければと思ってしまうのです。
テレビで、ある有名声楽家が大人気の曲を歌っていたのですが、楽譜から入ったとおっしゃっていて、なるほどと思いました。
それにしても最近の歌はなかなか歌詞が頭に入ってきません。
「さぁ、歌詞を聴くぞ~」と身構えないと頭の中で空回りしてしまいます。
妙な音感があるおかげで、歌が階名で聞こえてくるというのもあるでしょう。
とにかくカラオケの出現によって1億総歌手、総アイドルの様相になっています。
これはとても素晴らしいことだと思います。
小さい頃からカラオケに親しんできている世代は、恵まれていると思います。
Pianeys(ぴあにーず)
物書きピアニスト
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。