ツェルニー30番を3周させられた過去
私は小さい頃、町の音楽教室に通っていました。
そこでは若いピアノの先生が長続きせずにどんどん変わって行くので、そのたびに指の形などを注意され、ツェルニー30番を3回ツェルニー40番を2回やりました。
そのうんざりしたことといったら・・・
ただでさえ嫌いだったツェルニーをまたやり直しで、しかも他の友達をせっかく引き離したと思ったら大逆転されるのです!
私は今、勉強会に向けてシューマン等を弾いているのですが、それと並行してツェルニー40番やクラマー=ビューローを弾いています。
ちょっと前までは、頭を空っぽにしてハノンを弾いていました。
しかしどうせ生徒さんに教えるのだから、エチュードをバリバリ弾けるようにしておくのが一石二鳥ではないかと思い立ち、1日に5、6曲くらい適当に弾いています。
これが思いのほか効果を上げています!
シューマンを3回弾くよりも、ツェルニーを数回弾いた後のシューマンの方が音が良いのです。
学生の頃ツェルニー50番が終わった時、もう二度とツェルニーを弾かなくても良いんだと思い、妙に嬉しかったのを覚えています。
ツェルニーは封印したはずでした。
また毎日弾いてみるとは思いもしませんでした。
今となっては、ツェルニー30番を3回繰り返したことなんかは、たいしたことではないのだと思えます。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。