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暗譜を忘れた時はどういう状態になるのか?(動画あり)

2022.08.05

私自身、本番で暗譜を忘れてしまった経験はあります。

ショパン国際ピアノコンクールヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールの舞台に上がるほどの超一流のピアニストでさえも、例外ではありません。

しかし、いかにそれを音楽的に処理するかということも実力のうちです。

暗譜を忘れたらどういう状態になるのか、またその後の演奏をどのようにすればよいのかについてお話させていただきます。

【実例】暗譜を忘れたときの演奏

演奏者の暗譜が不確かなとき、あまりその曲について知らない方や、ピアノ演奏の経験が少ない方は気づがないこともありますが、怪しい雰囲気はなんとなく伝わってしまいます。

先日のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールのファイナルでもそういう場面はありました。

コンチェルトでドミトリー・チョニは一瞬暗譜が飛んでしまったのですが、それを物ともせずに見事第3位に輝きました!

暗譜が飛ぶことは特別なことではなく、その処理を含めての演奏全体が評価されたのです。

暗譜が飛ぶことがなかったら、第1位、第2位になっていたということではないと思います。

では実際にチョニの演奏をお聴きいただきましょう。

Dmytro Choniの演奏

27:35くらいから左手が泳いでいるのがおわかりでしょうか?

しかし数小節間とても冷静で、音楽的にも衰えず、見事に立て直されていますね。

私もこの立て直しを見習いたいです。

こういう事故に慣れていない方は、頭が真っ白になり、針のムシロ状態になると思います。

しかし、失敗したことを悔やんでも時間は流れます。

演奏者にとっては1秒が何十秒にも感じられますが、実際にはあっという間なのです。

この「あっという間」をいかに上手に使うかが腕の見せ所ですね。

暗譜を忘れた理由

暗譜で失敗するのは、練習ではこんなところを間違えたことなかったのに、、、というところが多いです。

つまり、大丈夫だったところというよりは、安心感から暗譜の対策ができていなかったところと言えます。

曲の構成を理解しておく

どこからでも弾けるようにする

左手を右手の3倍練習する

これらはしっかり暗譜をするための対策ですが、暗譜が飛んだときのための対策でもあります。

私はむしろ「暗譜が飛んだとき」を想定して普段から練習することが多いです。

こちらで最強の対策をご紹介しているので、参考にしてください。

暗譜を極めるための15のステップ

演奏中暗譜が飛んだときに注意すべき点

暗譜が飛んだときに注意すべき点は三つあります。

1.弾き直しはしない

少し前から弾き直しをされる方がいらっしゃいますが、結構な確率で同じところでまた間違います。

そのまま突破する方が傷は浅いです。

弾き直しをすると印象にも残ってしまうので避けたいですね。

2.テンポは維持する

怪しくなっても何かしら弾き続けてテンポは維持することです。

忘れるのは片手だけの場合がほとんどなので、覚えている方の片手だけでも弾き続けましょう。

そのうち、完璧に弾けるところにたどり着けるはずです。

3.今の音に集中する

忘れたことを引きずらないで、切り替えて今の音に集中することです。

今どのあたりを弾いているのかということがわかっていれば、冷静になれるでしょう。

ソロの場合ならば、そのまま近くの小節にワープしてもかまいません。

つまり、今どこを弾いているかを完全に楽譜と一致させることが必要なのです。

暗譜をすることは想像以上に脳を使っている

4ページの曲には、いったい何個の音符や休符があるでしょう?

これが文章だとすると、何文字に相当するのか想像もつきません。

文を暗唱するとき、「きれいな」という言葉がどうしても思い出せない場合、「美しい」など、他の言葉に置き換えても聞いている人にはわからないでしょう。

これと同じようなことをピアノ演奏でも堂々とやってしまえばよいのです。

たとえば、左手の和音が「ドソ」だったか「ドミ」だったか直前でわからなくなったとします。

そのとき、迷いながら「ドソ」と弾いてもよいのですが、確実に「ド」だけ弾くという手もあります。

冷静にこのような判断ができるのは、真剣に曲と向き合い、暗譜の対策をしてきたからこそです。

ごまかすというのも実力のうちで、練習の賜物です。

まとめ

暗譜を忘れるのはよくあることなので、暗譜を忘れたときの対策もしっかりたてておきましょう。

もしも暗譜が飛んでしまったときは

1.弾き直しはしない

2.テンポは維持する

3.今の音に集中する

これらを頭に入れて、立ち直りましょう。

そのためには以下の3つが重要です。

曲の構成を理解しておく

どこからでも弾けるようにする

左手を右手の3倍練習する

アガルから暗譜を忘れるのではなく、暗譜が不安なのでアガル場合も多いです。

しっかり対策を立てて、事故を最小限にとどめましょう!

 
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Pianeys(ぴあにーず)
物書きピアニスト

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。

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