反田恭平さん+Japan National Orchestra 2022ツアーに行ってきました!
反田恭平さんがプロデュースし、ピアノと指揮を担当するという夢のようなツアーです。
今回のプログラムは
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11
本日はツアー千秋楽でした!!
会場の東大阪市文化創造館 DreamHouse 大ホールは3階席まであり、1500名ほど入る素敵なホールです。
もちろん満席!
オーケストラの団員はとにかく若いです。
ソロプレイヤーとしての実力も兼ね備わった優秀な人材として評判が高いです。
ヴァイオリンコンチェルト
まずメンデルスゾーン作曲のヴァイオリン協奏曲、略してメンコンは、ミュンヘンコンクール第1位の岡本誠司さんの演奏です。
繊細な音から重厚な音まで自由自在に操り、素晴らしい演奏でした。
今までこの曲はよく耳にしていたのですが、とちらかというと鬼気迫る曲という印象でした。
しかし、今回は暖かく包み込むような演奏で目からウロコ。
指揮は反田さんです。
元々は指揮者志望ということで、ピアノと同様かおそらくそれ以上に指揮の研さんを積んでおられるのだと思います。
とにかくわかりやすくて美しい!
確か、指揮者になるために、何か楽器を一つ極めたいとピアノを選ばれたんですよね。
ピアノは誰もが認めるトップクラスになられ、今度は本腰を据えて指揮の勉強をされると思います。
ピアノコンチェルト
ご存じショパン国際ピアノコンクールのファイナルで演奏された、ショパン作曲ピアノ協奏曲第1番、略してピーコン1番です。
弾き振りということで、反田さんは客席に背中を向けてピアノを演奏されます。
今回もくじ運よく、背中がど真ん中です。
私としては反田さんの横顔を拝見したかったのですが、何回も見て覚えてしまったショパンコンクール演奏時のお顔を重ね合わせるとして、普段はあまり見られない左足などに注目していました。
贅沢この上ないのですが、先ほどソロを演奏された岡本さんがコンサートマスターの席にいらっしゃいます。
演奏はもちろん文句なく素晴らしかったです!!
ショパンコンクール第2位の演奏を直に聴けて感動しました。
アンコールは『ラルゴ』とショーマン作曲『献呈』でした。
気が付けば会場のほぼ全員がスタンディングオベーションの状態でした。
感極まって涙があふれた団員の方に、優しく声をかける反田さん。
拍手はいつまでも鳴りやまず、大サービスでピーコン1番の第3楽章を、全員で再演奏してくださいました!
視聴者と演奏者が一体となり、素晴らしい時間を共有できました。
いつも私たちの予想のはるか斜め上を歩んでおられる反田さん。
念願の指揮者修行が本格的に始まります。
10年後、20年後、どのように進化していかれるか楽しみで仕方ありません。

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。