調律師さんを変えたい!~1.
子供の頃からお世話になっている調律師さんについて、友人ピアノ講師は真剣に悩んでいます。
その調律師さんは大手楽器店に所属されていらっしゃいますが、もうご高齢です。
しかし定年になっても、会社がなかなか辞めさせてくれないそうです。
固定客がいるので、ごっそり持っていかれては会社もたまらないからでしょう。
そういう事もその調律師さんのプライドになっているようで、いつも自信満々なのだそうです。
しかしどうも最近、友人は「?」とその方に対して思うことが多くなっています。
つい最近では、左ペダルの調子が悪いので見ていただくと、前よりもおかしくなってしまったとのこと!
「これでは困ります。」 と思い切って言うと、プライドを傷つけられたかのごとく猛反論されたそうです。
結局元の状態にまで戻していただいたのですが、この時に友人は決断しました。
調律師さんを変えることを!
しかし子供の頃からの長年の情もあります。
調律後1時間はたっぷりおしゃべりするし、結構仲良しみたいです。
「音に納得いかないので・・・」などの理由は何としても避けたいと友人は言っています。
「せっかく築き上げてこられたプライドを 私が壊してしまうのは忍びない。」と友人は思っています。
なんとか穏便にお断りする方法はないだろうか? と頭を悩ませています。
続く。

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。