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「よほどのことがない限り大丈夫」のよほどの事とは?~音大実技入試

2017.04.01

姪の音大入試2日目はピアノ実技でした。

前日の入試1日目にくじ引きをして、演奏順が決まったそうです。

各自受付時間があり、その後の練習室での指慣らしもきちんと組み込まれています。

時代と共に試験も合理的になり、長く待たされることなく大変良いと思いました。

試験では舞台に上がって、バッハ平均律(プレリュード・フーガ)、ショパンエチュード、ベートーヴェンソナタ全楽章、自由曲を一気に演奏します。

ちょっとしたリサイタルのようですが、演奏時間は一人20分間なので、どこかでベルを鳴らされて途中カットになるのはわかっています。

試験前の最後のレッスンの時、教授先生が「よほどの事がない限り大丈夫よ。」と姪におっしゃって下さいました。

姪がすかさず「よほどの事って例えばどんなことですか?」とお聞きすると、「途中でミスして立ち直れないとかだと、この人才能ないな、ってことになるわね。」とのこと。

実は教授先生宅での受験生の試演会で、ある方が一曲目のバッハでボロボロになって、どこからも弾けない状態に陥ってしまったそうです。

教授先生は静かにベルを鳴らされ、バッハの演奏は強制終了となりました。

精神的打撃は尋常ではなく、その後の演奏も心ここにあらずだったとか。

残念ながらその人は入試でも不合格でした。

演奏会でも「おや?」と思うような音やタッチの乱れがありますが、その後の処理をどうするかというのが私の興味の一つです。

その後の立て直しは、普段の練習の積み上げがきちんと成されていることで証明されます。

あがってしまって弾けないというレベルでは、お話にならないということなのです。

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物書きピアニスト

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。

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