音大受験~神経の行き届いた音を自分の物にする
先日は教授先生のレッスンでした。
久しぶりに姪に同行しました。
実技試験が刻々と迫り、レッスンは緊張感が漂っています。
うちの家で聴くピアノと、教授先生のところで聴くピアノでは、やはり姪の演奏はずいぶん違います。
教授先生のピアノは我家のピアノよりも数段グレードが高いし、お部屋の広さもおそらく30畳はあろうかということで、響きも違います。
一言で言うと、アラがよくわかるのです。
今の和音、汚かったなぁ・・・と思うと止められているし、納得しますが、小さい部屋ではわかりにくいというのが実情です。
もっともっと音を良く聴いて、もっと洗練し、考え抜かれた音を出していかないといけません。
ようやくその段階に入ってきました。
しかし、振り返ってみると、姪は夏にコンクールを受けたわけですが、やはりその頃と今の演奏では格が違います。
当時は体力勝負で、なんとか弾き切ったという感じでした。
まだ自分のものになっていなかったというか。
力を抜くタイミング、音を離すタイミング、スタッカートの切り方など、コンマ01秒の世界です。
耳で感じ、体得しないといけないのです。
1小節ずつこんなことを考えながら弾くと、神経が磨り減ってくるわけです。
姪の体重はどんどん減って行きます。
しかし、今はとにかくどこから突かれてもボロが出ないように、弾きこむしかありません。
たくさん食べてがんばれ~!!
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。