ピアノ初心者・大人と幼児の違い
ピアノが全く初めての大人の生徒さん。
教則本は違いますが、やっている事はほとんど幼児の生徒さんと同じような段階です。
幼児と比べるとどんな点が違うでしょうか?
ハンデに限って言うと3つあります。
その1.
幼児はリトミックも並行してレッスンするので、リズム感は非常に良くなります。
途中でテンポが速くなるということもありません。
しかし、大人の初心者の方は、弾けるところだけ速くなりがちです。
その2.
リトミックは音感も付けるので、幼児は鍵盤を見ていなくても音を間違うと自分で気付きます。
大人の生徒さんの場合、こちらが音の間違いを指摘すると鍵盤を見て「あっ!」と初めて気付きます。
もちろんピアノを弾いたことがなくても、音感が付いている方もいらっしゃいます。
そして音感が付いていない方も、訓練で付けることができます。
その3.
何と言っても幼児の手は柔らかいということです。
柔らかいと指の色々な動きに対応できます。
大人の方の手は、はじめのうちはまだまだほぐれていませんが、2~3年弾いているとかなり柔らかくなってきます。
この3つのハンデがありますが、やはり大人の方は理解力があるので、いろいろなことを確実に飲み込んでいかれます。
弾けば弾くほど上手になっていくのが実感できるので、達成感があるでしょう。
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。