Top >  ブログ  >  幼児の聴音レッスン導入

幼児の聴音レッスン導入

2021.08.24

私は子供のピアノレッスンに音感教育は必須という考え方です。

その中の一つ、聴音は単なる音当てではなく、音とリズムを楽譜に書き取って行くレッスンで、早い子では3歳頃から行っています。

しかし、実際には聴音をする時間が取れない教室も多いと思います。

聴音の段階的指導法を書きましたので、教室やご家庭で参考にしてお子さんと一緒にやってみてください。

1. 音当てができるまで聴音は待つ

はじめは「ド」と「レ」でも聞き取れないお子さんが大半です。

中には聞き取るのをやめて、当てずっぽうで挑んでくる生徒さんもいます。

まずは、音の高低を確認するところから始めましょう。

「真ん中のド」と「1オクターブ上のド」
「ド」と「ソ」
「ド」と「レ」

高い音は小鳥やリス、低い音は象やライオンなど、動物の絵やぬいぐるみを持たせて、ゲーム感覚で行うのもオススメです。

2. 五線譜を用意する

「ド」と「レ」の区別ができ、鉛筆が持てるようになれば、いよいよ聴音のレッスンの始まりです。

小学生くらいまでは、横長の五線ノートが便利です。

だいたい4小節を一段に書くので、一般的な縦長のノートでは書ききれなくなってしまいます。

初心者の幼児には横長の五線ノートの2段を使っています。

年齢が上がると小節数も増えますが、8小節、12小節と4小節単位で曲が長くなるので、2段の次は4段、4段の次は6段のノートがよいと思います。

3. 五線譜に〇や線を書く

幼い子が線と線の間に〇を書くのは難しいですね。

しかし、これが非常に重要なことなので、ていねいに書かせましょう。

線と線の間の〇が書けたら、同じ大きさで線の上にも〇を書きます。

色々な場所に書いてもらいます。

要するにこれが音符の玉の部分です。

〇が揃ってきたら、それと同じ大きさで「/」を書く練習をします。

うちでは速記で聴音を取らせるので、〇は使わず / になります。

たいてい長すぎたり大きすぎたりするので、その都度注意してください。

4. ドとレの場所に「/」を書く

「ファ」や「ソ」は五線の中に含まれますが、「ド」や「レ」は含まれません。

一番難しいところからスタートしなくてはならないのですが、全てはここからです。

「ド」の真ん中を通る横棒は、五線の省略記号なので、五線の間隔と同じくらいのところに引きます。

その上に〇の代わりに / を書いてドの出来上がりです。

少し斜めに書くのは、4分音符などに付いている縦棒と区別するためです。

「レ」は一番下の線にぶら下がるように書きますが、同じく長すぎないように気を付けましょう。

何回もドとレを書かせて、いよいよ聴音の始まりです。

5. ピアノの音を聞いて「ド」と「レ」を書く

まず、「ド」と「レ」をランダムに弾いて口で答えさせます。

それから、1音ずつノートに「/」で音を書かせます。

少しぐらい大きすぎてもおまけにしましょう。

間違いなくできれば「ド・レ」「ド・ド」など、2つの音を続けて弾きます。

これを 「ド・レ・レ・ド」 など4音まで書き取れるようにします。

音が書けたら4分音符の縦棒を全部に書きます。

縦棒の長さは五線の幅3つ分くらいがよいでしょう。

6. 小節の中に音を埋めていく

五線ノートの一段を4小節に分けて、縦線(小節線)を引いておきます。

今度は8音まで書き取れるようにします。

1小節に4分音符が4つ入るという設定で2小節使います。

「4つ音を書いたら、隣の箱にまた音を4つ書きましょう」

…と言ってもほとんどの幼児は、音を聞いて書くのに必死になって、1小節に4個以上書いてしまいます。

何度も繰り返し、一段4小節が一気にかけるまで「ド」と「レ」のみで慣れさせます。

正解したら縦棒を書きます。

7. 4分の4拍子・4小節の曲

4分の4拍子は4分音符を1拍として1小節に4拍ある曲という意味です。

拍子記号は、4分の3拍子、4分の2拍子などでおわかりのように、読み方の通りに下の4から書きます。

4分の4拍子も下の4から書きましょう。

ト音記号は「ト」、つまりソの場所から書き始めますが、難しいので点線をなぞってもらいます。

縦線も一段の真ん中にまず引いて、各箱の真ん中にそれぞれ線を引きます。

最後は終止線です。

「ド」と「レ」 の色々なパターンで問題を作り、慣れてきたら「ミ」「ファ」など1音ずつ増やしていきます。

まとめ

「ド」と「レ」の聞き取りからまず始めます。

五線のノートへの書き方も、はじめが肝心。

上記の1~7まで我慢強く一つずつステップアップしていきます。

7までできたら、次はリズムも入った休符や8分音符にも挑戦しましょう!

関連する他の記事は 音感からご覧ください。

 
LINEレッスンの画面イメージ

PianeysのピアノLINEレッスン

LINEで動画を送るだけ!
あなたの演奏を徹底分析!

 
Pianeys(ぴあにーず)
物書きピアニスト

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。

  • Twitter
  • Facebook
  • YouTube
PianeysのピアノLINEレッスン
  • Twitter

    日々のブログに加えて、発表会で弾くのにおすすめの曲やその練習方法などをツイートしています。フォローをよろしくお願いします。

    Twitterへ

  • YouTube

    YouTubeに演奏動画をアップしています。チャンネル登録をよろしくお願いします♪

    YouTubeへ

PianeysのピアノLINEレッスン