ピアノレッスンですぐに泣いてしまう子
断言しますが、私が厳しすぎて生徒さんが泣いている訳ではありません。
新しい曲で音符がわからないから、弾きたくないから、眠いから…そういう理由です。
眠いのは仕方がないとして、知らない曲だから泣くというのは私にはちょっと意味がわかりません。
幼児は毎日新しい体験の連続だと思うのですが、ピアノの新曲に関しても同様です。
ピアノを習っている人は、曲こそ違うけれどほぼ同じ道を通って進歩していきます。
「音を二つ三つ覚えたら今度はつなげて弾いてみる」「両手で弾くときはメロディーが切れないように気をつける」などなど。
課題は無限にあって、すぐにできる時もあれば難航するときもあります。
できないのが悔しくて泣くのならまだわかりますが、まだほとんど何もしないうちから泣いてしまうのはどうでしょう。
難しそうな計算問題を見るたびに泣くのでしょうか?
見たことがない→むずかしそう→できないかもしれない→泣く
泣くというのは思考がストップしてしまうので、まず泣き止むまで待たなければ何もできません。
オンラインレッスンをしてみて、自宅でも同じであるというのがわかりました。
結局子供はお母さんに助けを求めているということですが、お母さんがなだめるお家もあり、ぐっと我慢されるお家もあります。
「できないかもしれない→泣く」の間には子供なりに色々な思考があると思います。
できなかったら怒られる、恥ずかしいという気持ち。
どうしてもっと簡単に教えてくれないの?という訴え。
「この場限り」や「今回だけ」のつもりでも子供には通用しません。
三つ子の魂百まで、とはよく言ったもので、ピアノの子育ては本当にむずかしいです。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。