うちの子ってピアノの天才!?
友人のところに新しい生徒さんが来られました。
小学2年生の女の子ですが、親子共にちょっと癖があるそうです。
なぜか部屋の中でもベレー帽をかぶっているお母さんは、「この子は楽譜を見ないで、聞いただけで弾けるんです!絵の才能もあって、近々習わせようと思っています。」とお嬢さんの才能を非常に高く買っている様子。
前のピアノの先生と合わなかった理由は、楽譜の読み方をしつこく教えられてピアノが嫌になってしまったということでした。
「娘の才能を伸ばしていただける先生を探しているんです。」とお母さん。
ピアノを習い始めの人が、音や指使いでなんとなく弾けているということは良くあることで、特別なことではありません。
バイエルを使っていたということで、曲も覚えやすかったのだと思います。
ピアノを習ったことがないお母さんはそれを天才と思っているのかも。
女の子は、ツンとして、わがままな雰囲気が漂っていたということです。
ピアノを弾かせてみても、ごく普通だったとのこと。
とりあえず今は簡単な曲なので楽譜を見なくても弾けるし、覚えるのが面倒くさいというのが子供の本心でしょう。
友人は話をしているうちにだんだん親子に苛立ってきたそうですが、ぐっと我慢し、レッスンを引き受けてみることにしました。
密かに作戦を練っているようです。
その作戦はまた後日。
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。