楽譜のないピアノレッスンの大切さ~即興演奏・伴奏付けなど
特に小さい生徒さん達にはピアノを楽譜どおりに弾くピアノレッスンのプラスアルファとして、楽譜がないピアノレッスンも必要だと思っています。
現実問題として、案外役立つのは後者の方なのです。
例えば即興でメロデイーを考えること。
これは意外とピアノを習っている人のほうが不得意な分野かもしれません。
生徒さん達は変なメロディーを作ったら笑われると思うのか、手がなかなか進みません。
しかし自分が作った曲に私が伴奏を付けると結構よい作品になるので、どんどん自信を付けてきています。
また簡単なメロディーに伴奏を付けてみること。
これも苦手な人が多く、はじめはパニックになってしまいます。
伴奏を付けたり即興で弾くということは、一歩先を読んで頭のどこかでその音が鳴っていないとできません。
場数が必要です。
それから聞いたことのある曲を楽譜無しでピアノで弾いてみること、つまり耳コピ。
これには聴音能力が必要です。
楽譜のあるレッスンではどんどん注意しますが、楽譜のないレッスンでは注意をしすぎず、イメージを膨らませてあげることが大切だと思っています。
ピアノを弾けるようになりたいというのは、もちろん憧れの曲を弾けるようになりたいというのもありますが、合唱祭にピアノで参加したり、自分の好きな歌をポロポロ弾いたり、即興で何か作品を作ったりと、人それぞれどんどん広がって行けば良いですね。
【小学校低学年のピアノレッスンに関する他の記事】
音感というプレゼント
ピアノが弾けないお母さんと生徒さんの関係
ピアノ演奏で表現力があるとはどういうことか?
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。