[私の楽譜体験記] 個人ピアノ教室~小学校低学年時代
私が小さい頃習っていた町の音楽教室は、今から考えると雇われ先生が来られていた感じです。
若い女の先生が来ては辞め、来ては辞め…の繰り返しでした。
小学2年生頃、母が業を煮やして個人教室を探してくれて、新しい教室に変わりました。
小学校時代は友達と一緒に遊ぶのが大好きで、毎日遊ぶ約束をしていました。
平日は30分~40分くらいしか練習していなかったように思います。
もちろん音大進学などは夢にも思わず、音楽大学があるということさえも知らなかったと思います。
さて、その頃の私が取り組んでいた楽譜はというと…
ソナチネアルバム1巻、2巻(楽譜種別:古典派)
6歳~9歳頃。
幼稚園年長半ばで突入。
ソナチネアルバムは古典派の作曲家の入門です。
第1巻はクーラウやクレメンティの曲が中心ですが、後半にはソナタアルバムと被っている曲もかなりあります。
私の場合、ソナチネアルバムの第1巻は隅から隅まで弾かされたので、ソナタアルバムに入るのが遅くなってしまいました。
どうせ同じ曲なら、ソナチネアルバムを早く終了してソナタアルバムの方で習いたかったです。
第2巻はクーラウ、クレメンティに加えてディアベリも入っています。
後半はお楽しみでロマン派の曲もチラホラ。
第2巻も全曲するのかと思いましたが、こちらは数曲しかしませんでした。
ツェルニー30番(楽譜種別:練習曲)
7歳~10歳頃。
個人教室に移りましたが、新しいピアノの先生に基礎が出来ていないと言われ、終わりかけていたツェルニー30番をもう一度初めからすることに…。
30番という名の通り30曲あるので、がっかりしながらやり直したことを覚えています。
ピアノの練習ラジリテー(楽譜種別:練習曲)
7歳~8歳頃。
これはメトードローズ→ピアノの練習ABCの次に来る練習曲です。
ロマン派の曲を弾くのに適した練習曲です。
どうしてピアノの練習ABCを飛ばしたのか謎でしたが、ピアノの先生がコロコロ変わったのが原因かと思います。
バッハ・インヴェンション(楽譜種別:バロック)
9歳~11歳頃。
J.S.バッハの2声です。
大人になってからも勉強し直しました。
小学校当時は良さがあまりわからなかったけど、今はとても魅力的です。
再開組の大人の生徒さんにも、新たな気持ちで取り組んでもらっていて、なかなか好評です。
ハノン(楽譜種別:指の訓練の曲)
9歳頃~
メトロノームは60~108と指示がありますが、子供の字で132と書いてあります。
片手ずつやリズム練習も必須でした。
先生が楽譜の空欄に色々なリズムを書いて下さっています。
楽譜はボロボロになりましたが、今でも使っています。
ちょっとサボってしまった後に、1番から20番までぶっ通しで弾いたりしています。
ピアノ小品集(楽譜種別:バロック、古典派、ロマン派混在)
8歳~10歳頃。
一番ワクワクした楽譜。
ランゲの『花の歌』、メンデルスゾーンの『狩りの歌』など、ロマン派の曲が中心でした。
こういう小品をたくさん弾いてからショパンやシューベルトに入りました。
楽譜進行マップもあわせてご確認ください。
ここでは左から3列目をご紹介いたしました。
次は小学校高学年時代の楽譜をご紹介いたします♪
お楽しみに〜
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。