いよいよファイナル!桑原志織さんと進藤実優さんを全力応援!演奏曲と演奏日時について〜本大会ファイナル | 第19回ショパン国際ピアノコンクール
本大会3次予選が終了し、10/18からいよいよ本大会ファイナルが始まります!
日本からは、桑原志織さん・進藤実優さんがファイナルに進んでいます。
今回は、お二人のファイナルでの演奏曲と演奏日時に加えて、課題曲の解説をお届けします。
演奏日時と演奏曲
公式サイトで、ファイナル進出者の演奏曲と演奏日時が発表されました。
まずご登場される日本人ピアニストは進藤実優さん。
10月20日(月) 1:00から、演奏されます。
※24時間表記、日本時間
演奏プログラムは
幻想ポロネーズ Op.61
ピアノ協奏曲 第1番 Op.11
続いて、桑原志織さん。
10月21日(火) 3:10から、今大会のラストで演奏されます。
※24時間表記、日本時間
演奏プログラムは
幻想ポロネーズ Op.61
ピアノ協奏曲 第1番 Op.11
桑原さんと進藤さんについては、すでにとても有名なピアニストではありますが、まだご存じない方に向けて人物紹介の記事を過去に公開しております。
これまでのコンクール実績や、幼少期からの現在までのいくつかのエピソードをまとめさせていただいております。
ぜひ一度ご覧になってください。
桑原志織 x ショパンコンクール2025|注目のピアニストを徹底紹介!
進藤実優 x ショパンコンクール2025|注目のピアニストを徹底紹介!
課題曲解説
今大会のファイナルの課題曲は、伝統的に演奏されてきた
ピアノ協奏曲 第1番 Op.11
または
ピアノ協奏曲 第2番 Op.21
のいずれかに加え、幻想ポロネーズ Op.61がファイナリスト全員必須となりました。
これによりファイナルは、ショパン晩年の作品「独奏曲《幻想ポロネーズ》」と初期の作品「ピアノ協奏曲」という二部構成の演奏プログラムになります。
幻想ポロネーズ Op.61
「幻想ポロネーズ Op.61」は、ショパン晩年の傑作です。
表向きの華やかさより内面的なドラマに重きがおかれています。
ショパンは当初、題名を「幻想曲」として構想しており、厳格な舞曲というより、自由な発想で作曲しました。
伝統的なポロネーズの勇壮なリズムは曲中に断片的に顔を出す程度で、構成はむしろ幻想曲に近く、夢の中をさまようような展開を見せます。
高度なテクニックを要するのはもちろん、構造が複雑で、一見脈絡のない場面転換が続くため、演奏者は曲全体の物語を再構築するセンスを試される難曲です。
幻想ポロネーズについては、過去の記事でさらに詳しく解説しています。
英雄ポロネーズとの比較、歴代巨匠のアプローチまで、様々な観点で深堀りしていきます。
この作品が、優勝の行方を左右する鍵になりそうです。
ぜひファイナルまでにこちらをご覧ください!
ピアノ協奏曲 第1番 Op.11
「ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11」は、ショパン20歳頃に作曲され、ショパンの故郷ワルシャワへの告別と新たな地パリへの飛翔を象徴する作品です。
当時のヨーロッパで最も有名なピアニストだったカルクブレンナーに献呈されました。
この曲は、第2番よりも後に作曲されながらショパンが自信作として先に発表したもので、全体を通して、ピアノが色彩豊かな表現を繰り広げる、技巧的で華麗な作品です。
3つの楽章から成っており、第1楽章は、ホ短調の堂々としたオーケストラに続き、技巧的なピアノが主導します。
第2楽章は、ホ長調の美しいロマンスで、ノクターンのような叙情的な主題が特徴。
第3楽章は、ホ長調の生き生きとしたロンドで、ポーランドの民族舞踊クラコヴィアクに基づき、ピアノが華やかな主題を奏でます。
ピアノ協奏曲 第2番 Op.21
「ピアノ協奏曲第2番 へ短調 Op.21」は、19歳で作曲されたショパンの最初の協奏曲です。
パリでの成功を目指すショパンが、大規模な作品の必要性を感じて書きました。
初演は1830年にワルシャワで行われ、第1・3楽章には映画『戦場のピアニスト』で使われたノクターンのモチーフが用いられています。
第1楽章は、ヘ短調で始まり、せつない美しい旋律と技巧的なピアノのパッセージが特徴です。
第2楽章は、変イ長調で、ショパンの初恋の人への想いが込められたノクターン風の作品です。
第3楽章は、ヘ短調で、ポーランドの民族舞踊マズルカのリズムが基調となっている、華やかで生き生きとした楽章です。
ピアノ協奏曲 第1番と第2番については、それぞれの特徴や比較を過去の記事でより詳しく解説しています。
ピアノ協奏曲とは?からはじまり、第1番および第2番の詳しい曲解説の後に、過去の大会での選曲エピソードをお話ししました。
ぜひファイナルまでにこちらをご覧くださいね!
まとめ
いよいよ、ファイナルです。
進藤実優さんは10月20日(月) 1:00から、桑原志織さんは10月21日(火) 3:10から、演奏されます。
お二人ともピアノ協奏曲は第1番です。
幻想ポロネーズは今大会のファイナルでの新課題曲。
ショパン晩年を象徴する自由度の高い大作で、演奏者の構成力と詩情が試されます。
歴代巨匠もアプローチが異なります。
コンテスタントの「物語力」が重要。
勝負の鍵になると思います。
がんばれ、桑原さん、進藤さん!
日本からワルシャワへ、パワーを送ります!
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。











