【太田糸音】ベルリンが才能を育む期待の星!ブゾーニへ挑む〜注目の日本人ピアニスト
8月末からイタリア・ボルツァーノで開かれるブゾーニ国際ピアノコンクールのファイナルラウンド。
日本からは奥井紫麻さんと太田糸音さんの出場されます。
今回は太田糸音さんを深堀りしていきます!
幼い頃から鍵盤に魅了され、飛び級・海外留学を経て研ぎ澄ませてきた実力と、J.S.バッハへの深い探究心が生む唯一無二の音楽世界。
その魅力をたっぷりお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください!
ブゾーニ国際ピアノコンクール概要
ブゾーニ国際ピアノコンクールを簡単にご紹介します。
フェルッチョ・ブゾーニは音楽家、思想家であり、そして大胆な改革者でした。
技巧派ピアニストとしても活躍しましたが、J.S.バッハの作品などの編曲でも有名です。
1949年、ブゾーニの没後25年を記念してボルツァーノで誕生したこのコンクール。
マウリツィオ・ポリーニやマルタ・アルゲリッチ、アルフレート・ブレンデルなど、後に巨匠となるピアニストが数々と羽ばたいていった伝説の舞台です。
最新の2024–25大会は次のフローで進行します。

太田糸音さんはファイナルラウンドへの進出が決定しています。
選ばれた33名は2025年8月27日にボルツァーノへ集結し、2週間に及ぶファイナルラウンドが開幕。
ファイナルラウンドでは、まずソロ部門で必須のブゾーニ作品を含む25〜30分のプログラムを披露します。
太田糸音さんは、現地時間で、8月28日(木)10時00分から演奏予定です。
日本との時差は7時間ですので、日本時間では8月28日(木)17時00分からです。
詳しいコンクールの紹介はこちらをどうぞ。
奥井紫麻さんについてはこちらをご確認ください。
それでは太田糸音さんの人物像に迫っていきますね。
幼少期とピアノとの出会い
大阪府高石市出身。
お母様はエレクトーン奏者。
お父様はヴォーカリスト。
両親がジャズ・ポップスのミュージシャンで、音楽に包まれた環境で育ちました。
3歳からエレクトーンを、5歳からピアノと作曲を始め、当初は作曲家志望。
しかし、小学校6年生のときに三善晃氏、矢代秋雄氏らの邦人作品に出会い、「演奏家として作品を紹介したい」と方向転換したそうです。
名前の「糸音」は「弦の響きのように繊細で、海外でも発音しやすいように」と両親が願いを込めて名付けられました。
驚異の学生時代
2007年、小学校低学年のときから10年連続でピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会で入賞し、2016年には、特級銀賞、聴衆賞を受賞。
全日本学生音楽コンクール小学校の部 全国大会 第2位
同コンクール中学校の部 全国大会 第1位
早くから全国レベルで頭角を現し、東京音楽大学付属高校を2年で修了。
東京音大に飛び級入学し大学も3年で早期卒業しました。
その後、名古屋芸術大学大学院を経て、ベルリン芸術大学修士課程に進まれます。
ベルリン留学
ベルリン芸術大学修士課程を最高点で修了し2024年度、文化庁海外研修員に選出された太田糸音さん。
ドイツではビョルン・レーマン先生のもとで「アイデアを10倍に広げてくれる」という刺激的なレッスンを受け、日常会話から授業までドイツ語漬けの生活をしてきました。
ドイツでは法律でRuhezeit(ルーエツァイト)=「休息時間」というものが決められており、大きな音を出してはいけない時間帯があります。
ベルリンの高い天井の部屋にピアノを搬入し、Ruhezeitを守りつつ深夜練習を控えるというヨーロッパならではの環境で研鑽を積んでいます。
中学生のときにフーガの勉強をおこない、バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻の中の1曲を写譜し、作品を分析した経験を礎に譜面の奥に眠る「作曲家のドラマ」を探る姿勢は今も変わりません。
国際コンクールでの快進撃
近年は、国際舞台で躍進。
2023年 仙台国際音楽コンクール 第3位
2024年 サン=ポール=トロワ=シャトー国際ピアノコンクール 第1位及び聴衆賞
そして2025年、世界三大コンクールであるエリザベート王妃国際音楽コンクールにてセミファイナリストとなりました。
2023年度青山音楽賞新人賞を受賞したリサイタルでは、バッハ=ブゾーニの「シャコンヌ」やリストの「バッハの名による幻想曲とフーガ」で聴衆を圧倒。
「演奏会全体が評価対象」という同賞特有の審査方式で将来性を認められました。
国内外のオーケストラとも多数共演し、2024年9月にはベルリン・ドイツ交響楽団との協演など活動範囲を拡大されています。
多彩なレパートリーと音楽観
青山賞リサイタルではバッハからプーランク、ラウタヴァーラまで時空を超えたプログラムを構成し、「寸分の隙もない技術と表現力」と評されました。
太田糸音さんは「曲の背後には作曲家の人生がある」と語り、音と言葉の境界を溶かすような語り口で観客を作品世界へ導きます。
「いつか海外で日本人作曲家の作品を紹介したい」という夢を掲げる太田糸音さん。
過去のインタビューでは、クラシック以外にもジャズや雅楽など様々なジャンルの音楽にも興味を持たれていることや、よく「顔がスフィンクスに似ている」と言われることからエジプトにも行ってみたいことを語っておられました。
好奇心旺盛で多文化に積極的に触れる姿勢がピアノ表現を豊かにされるのでしょう。
まとめ
日本が誇る若き才能、太田糸音さん。
整った容姿と独自の発想でのパワフルな活躍から次世代を担う注目の人として女性ファッション誌にも取り上げられています。
音楽への愛と大胆な創造性が出会う瞬間を、ブゾーニの舞台で目撃できるのはまさに今だけです。
配信や現地での観戦予定をチェックし、彼女の挑戦を一緒に見届けましょう。
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。











