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【圧巻】天野薫さんのモーツァルト協奏曲 感想レポート〜仙台国際音楽コンクール ピアノ部門

2025.06.28

第9回仙台国際音楽コンクール ピアノ部門のファイナルで、小学生ピアニストの天野薫さんがモーツァルトのピアノ協奏曲を演奏されました!

今回は仙台国際のファイナルで天野さんが演奏されたピアノ協奏曲の解説と、演奏を聴いた私の感想をお届けします。

天野さん登場

天野薫さんは現在小学6年生

4歳からピアノを始められました。

これまでに国内外の数多くのコンクールで優秀な成績を収めてきた天才少女です。

今回も元気に登場されました!

勝負ドレスは変わりませんが、髪型は予選、セミファイナル、ファイナルと少しずつ違っています。

素敵な編み込みはお母様がされるのでしょうか。

楽屋で髪を結い上げてもらっている場面を想像するだけで、微笑ましくあたたかな気持ちになります。

天野さんの演奏がはじまります。

演奏の感想をお伝えする前に、モーツァルト作曲「ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467」の作品解説を先にお話しましょう。

モーツァルト作曲「ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467」

この作品は1785年、モーツァルトが29歳のときに作曲された傑作です。

前年に書かれた劇的な短調の第20番とは対照的に、この曲は長調で、明るく清らかな雰囲気に満ちています。

当時のモーツァルトは宮廷楽士の職を離れ、ウィーンでフリーの音楽家として活躍していた時期で、この協奏曲も自身がピアニストとして新作を披露する予約制の演奏会のために作られました。

全3楽章で演奏時間は約30分です。

第1楽章はAllegro maestosoで、ソナタ形式による堂々とした楽章です。

冒頭、行進曲風の力強い第1主題を低弦のユニゾンで静かに提示し、続いて高音のヴァイオリンが加わると、音楽が一気に華やぎます。

ピアノが登場すると、まるで無邪気な子どもが遊びに来たかのような、自然で愛らしい雰囲気が広がります。

特に有名なのが、第2楽章 Andanteです。

ヘ長調、三部形式で書かれたこの楽章は、穏やかで瞑想的な美しさを持っています。

この楽章は1967年公開のスウェーデン映画「みじかくも美しく燃え」で使用され、その美しさに、多くの観客の心に強い印象を残しました。

以後、この曲は映画の原題Elvira Madiganという愛称で親しまれています。

第3楽章 Allegro vivace assaiは、軽快で快活な終楽章です。

第2楽章の静けさから一転、弾むような主題をオーケストラが元気よく提示し、ピアノも加わって、歓喜に満ちた音楽が展開されます。

さっぱりとした嫌みのない晴れやかな幕切れとなります。

モーツァルトの全27曲のピアノ協奏曲の中でも人気が高く、その美しい旋律と完璧な構成は多くの人々に愛され続けています。

天野さんの演奏を聴いた感想

モーツァルトの課題曲は6曲ありましたが、K.466とK.467の2曲に集中しました。

ちょうど3名ずつ演奏されます。

古典派のピアノソナタは、ピアノ1台でオーケストラの色々な楽器のように演奏することが求められます。

天野さんのピアノソロは既に魅力的なオーケストラなので、何倍もの音楽の広がりを感じられました。

第1楽章は、ピアノとオーケストラの対話が絶妙に設計されていて、その掛け合いが素晴らしかったです。

また、単旋律を歌わせるのは非常にむずかしいのですが、音に揺らぎがあるように感じられ、まるで弦楽器のようにも聞こえます。

特に第2楽章は少しゆっくりめなので難度が高いですが、透明感あふれる美しさが見事でした。

終楽章は、天野さんにピッタリで魅力が存分に発揮できる曲です。

ピアノ学習者はピアノの先生に「真珠の粒のように音をそろえなさい」と指導されたことがあると思いますが、まさにその音を聴くことができました。

丸くて綺麗な均一の粒がつながって響く理想的な音です。

天野さんはモーツァルトをかなり研究されていて、とてもわかりやすいので、ピアノ学習者のお手本として大変役立つと思います。

ファイナル

ファイナルは、6月26日〜28日の3日間で開催されます。

天野さんは6月28日に矢代秋雄作曲「ピアノ協奏曲」を演奏予定です。

その後、ファイナルの結果発表があり、ファイナリスト6名の中で上位3名は6月29日の入賞者記念ガラコンサートにも出演されます。

ドキドキですね。

ファイナルを見る方法

ファイナルを会場でご覧になりたい方は、仙台国際音楽コンクールの公式サイトでチケット情報をご確認ください。

また、予選・セミファイナル同様、仙台国際の公式YouTubeチャンネルでのライブ配信も予定されています。

まとめ

天野薫さんが仙台国際のファイナルで演奏されたピアノ協奏曲の解説と、演奏を聴いた私の感想をお届けしました。

明日の演奏も全力で応援させていただきます!

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物書きピアニスト

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。

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