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【特報】小6・天野薫さん、セミファイナル進出!前人未到の記録達成!〜仙台国際音楽コンクール ピアノ部門

2025.06.16

速報です!

第9回仙台国際音楽コンクール ピアノ部門の予選結果が発表され、注目の小学生ピアニスト天野薫さんが見事予選を通過し、セミファイナル進出を果たしました

これで天野さんは史上最年少のセミファイナリスト!

今回は、発表された予選の結果と、予選での天野薫さんの演奏を聴いた私の感想をお話しし、最後に、セミファイナルのスケジュールを確認します。

予選結果

6月16日(月)に予選通過者が発表されました。

予選通過者一覧は次のとおりです。

全32名の予選出場者の中から12名がセミファイナルに進出されています。

これまでの仙台国際音楽コンクール ピアノ部門の歴史において、小学生がセミファイナルに進出するのはもちろん、史上初の快挙です。

出場者のほとんどが20代の若手から中堅演奏家という中で、小学生がこの結果を残すことは本当に驚異的ですね!

天野さんの予選演奏を聴いた感想

天野薫さんは現在小学6年生

4歳からピアノを始められました。

これまでに国内外の数多くのコンクールで優秀な成績を収めてきた天才少女です。

天野さんについては過去の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひそちらもあわせてご覧ください。

凛とした姿勢で、颯爽と大股で登場された天野さん

白地の上にシルバーの刺繍が散りばめられたオーガンジーのドレスはとても美しく上品で、天野さんの今日の音楽にピッタリです。

少し緊張した笑顔でしたが、とてもかわいらしかったです。

ここからは演奏を聴いた私の感想をお話します。

なお、予選の演奏の様子は仙台国際の公式YouTubeチャンネルで配信されます。

リンクはこちらからご確認ください。

J.S.バッハ:パルティータ 第4番 ニ長調 BWV828

バッハが40代前半に作曲した組曲形式の作品です。

この作品は序曲、アルマンド、クーラント、サラバンド、アリア、メヌエット、ジーグの、7つの舞曲で構成され、明るく華やかな印象を与えます。

天野さんが舞台に登場されたときは小学生の少女らしい様子でしたが、ピアノの前に座ると、何十年もピアノと向き合っているかのような音色です。

コンクールでJ.S.バッハを選曲するのは勇気がいったと思いますが、アンドラーシュ・シフを尊敬しているだけあってバッハを相当研究されているのが伝わりました

最初は少し硬い感じもありましたが、序曲の後半から本領発揮で、リズムの取り方が、見ているだけで楽しくて、スター性を感じさせる演奏でした。

天国から聞こえてくるような柔らかく響きのある音です。

モーツァルト:ソナタ 第10番 ハ長調 K.330

モーツァルトが27歳頃に、ウィーンで作曲した明るく親しみやすい作品です。

軽やかな第1楽章、歌うような第2楽章、快活な終楽章で構成され、美しいメロディーと、左右の手の掛け合いが魅力です。

天野さんは、構成力が光る、期待以上に素晴らしい演奏でした。

将来は「モーツアルト弾き」の称号を手にされるのではないでしょうか。

協奏曲もぜひ聴きたいと思いました!

ドビュッシー:12の練習曲 第6番「8本の指のための」

ドビュッシー最後期の練習曲集の1曲。

両手の親指を使わずに演奏する独特なエチュードで、シンプルで澄んだ響きとドビュッシーならではの繊細な美しさが特徴です。

天野さんの演奏は、強弱のバランスが素晴らしい演奏でした。

あれほど高速で、飽きの来ない音を弾くのは相当なテクニックが必要です。

カプースチン:8つの演奏会用練習曲 Op.40-4「思い出」

カプースチンによる、クラシックとジャズを融合させた作品です。

美しいジャズ風の和音と流れるようなパッセージが印象的で、郷愁を誘うメロディーが魅力です。

天野さんのリズム感が大変良いのはバッハやモーツァルトでもわかりましたが、この曲も、とても心地よく心に沁みました。

大人っぽい曲ですが、純粋に音を楽しんで演奏されています。

演奏が終わっても響きが消えるまで音を追っていらっしゃいました。

そして、ピアノから離れると小学生の可愛らしい少女で、お辞儀も元気いっぱいでした!

全体を通しての感想

今回は体格的なことを考慮した選曲にならざるを得ませんでしたが、どの曲も充実した演奏でした。

年齢が騒がれていることは事実なので仕方がないのですが、一人のピアニストとして既に素晴らしいので、これからも応援し続けたいと思っています。

リストやラフマニノフでも勝負できる体格になられるのが本当に楽しみです。

セミファイナル

今後のスケジュールは次のとおりです。

セミファイナルは、6月20日〜22日の3日間で開催されます。

12名のセミファイナリストのうち、ファイナルへ進出できるのは6名のみです。

セミファイナルでの課題は、仙台フィルハーモニー管弦楽団との協奏曲演奏です。

課題曲はモーツァルトのピアノ協奏曲

天野さんは6月22日(日)16時から、

モーツァルト:ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 K.453

を演奏予定です。

この作品は1784年に作曲された、モーツァルトの傑作ですね。

作品のくわしい解説も追って共有しますので、楽しみにお待ちください!

セミファイナルを見る方法

セミファイナルを会場でご覧になりたい方は、仙台国際音楽コンクールの公式サイトでチケット情報をご確認ください。

また、予選と同様、仙台国際の公式YouTubeチャンネルでのライブ配信も予定されています。

チャンネル登録をしてお待ちくださいね。

まとめ

仙台国際でセミファイナル進出を果たした、天才小学生ピアニスト天野薫さん。

セミファイナルではオーケストラとの協奏曲演奏という新たな挑戦が待っています。

天野さんのさらなる飛躍を応援していきましょう!

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物書きピアニスト

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。

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