Top >  ブログ  >  注目ピアニスト「稲積陽菜」さんの素顔に迫る〜ショパンコンクール2025

注目ピアニスト「稲積陽菜」さんの素顔に迫る〜ショパンコンクール2025

2025.04.11

ショパン国際ピアノコンクール予備予選が、いよいよはじまろうとしています!

今回は日本人ピアニスト24名の中で注目を集める稲積陽菜さんをご紹介します。

稲積さんは、日本ショパンピアノコンクール2024で第1位に輝き、予備審査免除で予備予選への切符を手にした実力派ピアニスト。

その実力と人間性で多くの音楽ファンを魅了しています。

今回は彼女の経歴や人間性に迫り、なぜ多くの人から支持されるのか、そして来たるショパンコンクールではどんな演奏を聴かせてくれるのか、探っていきたいと思います!

プロフィール

稲積陽菜さんは2003年新潟生まれの東京育ち。

現在21歳です。

2007年に桐朋学園大学 音楽学部附属 子供のための音楽教室に入室されました。

現在は桐朋学園大学 音楽部3年に特待生として在学されています。

稲積さんのコンクール歴は実に興味深いものです。

小学5年生から全日本学生音楽コンクールに挑戦し始め、小・中学校時代は東京大会で奨励賞を獲得し、全国大会にも進出されましたが、入賞までは届きませんでした。

中学時代には「第20回日本演奏家コンクール 中学生の部」第1位および準グランプリを受賞されましたが、やはり全日本学生音楽コンクールは稲積さんにとっては特別なコンクールでした。

ピアノのレッスンが楽しくて、その延長線上に全日本学生音楽コンクールがあって参加されていたわけですが、とにかく本番は苦しい経験が多かったとか。

そして、高校1年生のときに大きな転機が訪れます。

全日本学生音楽コンクールの出場について、初めて「自分自身で決断する」機会を得られました。

それまで当たり前のように参加していたコンクールでしたが、先生から

「無理に出なくていい。自分で決めたらいい」

と言われたことで、彼女の音楽に対する姿勢が変わります。

このコンクールは単なる演奏の審査の場ではなく、結果次第では桐朋女子高校音楽科を辞めることも視野に入れた、彼女の人生の分岐点でした。

そんな覚悟を持って挑んだ結果、全国大会第2位という素晴らしい成績を収めます。

稲積さんにとってこの経験は、今でも鮮明に記憶に残る重要なターニングポイントとなり、音楽家としての成長に大きな影響を与えたようです。

直近の受賞歴は輝かしいものです。

2023年
第92回 日本音楽コンクールピアノ部門
第2位

2024年
第5回 日本ショパンピアノコンクール2024
第1位

ワルシャワでのご活躍も楽しみです!

苦悩と成長の軌跡

稲積さんの音楽家としての道のりは、決して平坦なものではありませんでした。

彼女自身が語る “暗黒の小中時代” では「自分で自分をピアノに縛り付けていた」と振り返っておられます。

高校3年生の夏には体調とメンタルを崩し、出場予定だった日本音楽コンクールを棄権。

舞台に立てなくなってしまった時期があり、その経験を

「1回死んでいて体だけ生き残っていたみたいな感覚」

と表現されています。

この挫折を乗り越え、桐朋学園大学での特待生入試が舞台に立てなくなって以来の人前で演奏する最初の機会となり、結果、見事合格されました。

その後、大学1年生で初めて日本音楽コンクールの本選に進出されましたが、本選に選出されたと分かったときは喜び以上に「どうしよう」と、ピアノ人生で一番と言っていいくらいに焦られたそうです。

「ここまで残る資格がなかったのに残ってしまった」という率直な思いも語っておられます。

そして翌年再挑戦して、見事第2位を獲得

2回目の挑戦では、十分な準備を整えて臨んだ満足感と、再挑戦というプレッシャーを乗り越えた達成感が大きかったようです。

このコンクール受賞を機に、彼女の音楽観には大きな変化が訪れたようです。

それまでの結果を追い求める日々から解放され、音楽表現の本質と向き合う時間を得たことで「私の音楽人生は始まったのかも」と後に語っておられます。

最近のソロリサイタルでは、ショパンの作品を中心に

ラヴェル作曲「鏡」「ラ・ヴァルス」
シューマン作曲「幻想曲 ハ長調 Op.17」

などを弾かれました。

最近の協奏曲では、弦楽六重奏版で

ショパン作曲 第1番 ホ短調 Op.11
ラヴェル作曲 ピアノ協奏曲 ト長調

を弾かれました。

人間性と個性 – YouTubeで見せる素顔

YouTubeでは自然体で親しみやすい人柄が多くのファンを魅了する稲積さん。

稲積さんのYouTubeチャンネルは、こちらから直接ご覧ください。

私が好きなのはお母様との掛け合い動画。

「【新年】今年の抱負や目標など語ったよ!」や「【大暴露】100日後ショパンコンクールに出場するピアニストによる質問コーナー」という動画では、稲積さんとお母様の素朴で温かいやり取りに親近感を覚えます。

お母様と一緒に撮影している様子や、会話のキャッチボールの中で垣間見える親子の関係性が魅力的です。

また「【暗黒時代】私が抹殺した過去のコンクール歴について語ります」という動画では、小学生時代からのコンクール人生を率直に振り返り、音楽の道を歩む若者の葛藤や成長をリアルに伝えています。

動画の中では普段の稲積さんの姿を見ることができる一方で、ピアノの練習も垣間見ることができます。

演奏シーンでは表情が変わり、音楽と真摯に向き合う姿勢が印象的です。

この自然な人柄と音楽家としての真剣さの両面が、多くの人を惹きつけるのでしょう。

動画の中で、毎年の目標として

今の自分が想像もできないことを悩んでいる自分になること

を挙げられておられます。

その向上心や成長を大切にする姿勢は、まさに芸術家として生き続けるための原動力そのもの。

音楽という終わりなき旅路において、自らの殻を破り続ける彼女の姿勢は、私たち誰もの心に静かな問いかけを残してくれるのではないでしょうか。

ショパンコンクールを経て、どんな1年をお過ごしになられるか。

稲積さんのYouTubeチャンネルをまだご覧になっていない方は、ぜひチェックしてみてください。

ショパンコンクールへの挑戦

2025年5月4日、稲積さんはショパン予備予選の最終日に演奏予定です。

日本時間の深夜1時からの演奏です。

稲積さんはショパンコンクールについて「ドキュメンタリーを見てて憧れだった」と語っておられます。

YouTubeでの企画「100日後ショパンコンクールに出場するピアニストによる質問コーナー」の動画の中で、予選を通過するために頑張っていることは?という質問に対して、

「体の使い方とかは最近めっちゃハマってて」と答え、鏡を使って自分の演奏姿を確認するなど、コンクールに向けた準備の一端を垣間見せてくれています。

稲積さんはショパンコンクールについて

「せっかく出るならここが変わったなあとかっていうのをみんなに見てほしい」

と語り、ただ参加するだけでなく、自身の成長を示したいという思いが伝わってきます。

まとめ

稲積陽菜さんの多彩な魅力をお届けしました。

高い演奏技術と深い音楽性を持つ実力派ピアニストでありながら、SNSでは親しみやすい人柄で多くのファンを魅了します。

コンクールでの実績を重ねつつも

「コンクールに追われる生活から解放されて初めて本当の音楽と向き合えた」

という言葉に、芸術家としての誠実さが感じられます。

音楽への真摯な姿勢とSNSでの等身大の発信が見事に調和する新時代の音楽家

稲積さんの活動をもっと詳しく知りたい方は、ぜひ公式ホームページをご覧ください。

公演情報やCDリリース情報、稲積さんが提供されるピアノレッスンの申し込みなども確認できます。

さて、稲積さんのショパン予備予選の演奏はコンクールの公式サイト、Facebook、YouTubeでストリーミング配信されます。

日本時間で5月4日深夜1時からの演奏予定ですので、ぜひ一緒に応援しましょう!

ショパン国際ピアノコンクールに関連する他の記事はこちら↓↓

YouTubeでも情報を発信しています。

チャンネル登録をよろしくお願いします!

 
LINEレッスンの画面イメージ

PianeysのピアノLINEレッスン

LINEで動画を送るだけ!
たったの2日で魅力的な演奏に

 
Pianeys(ぴあにーず)
物書きピアニスト

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。

  • Twitter
  • Facebook
  • YouTube
PianeysのピアノLINEレッスン
  • YouTube

    発表会で弾くのにオススメの曲を多数紹介。チャンネル登録者数 1.5万人突破!チャンネル登録をよろしくお願いします♪

    YouTubeへ

  • Twitter

    Twitterへ

  • Instagram

    Instagramへ

  • TikTok

    TikTokへ

PianeysのピアノLINEレッスン