【速報】神原雅治さんは惜しくも第4位〜ロン=ティボー国際音楽コンクール2025
3月30日、パリのオペラ・コミック劇場でおこなわれたロン=ティボー国際音楽コンクールのファイナルの結果が発表されました。
結果は次のとおりです。
1位 KIM Saehyun(韓国)
2位 なし
3位 LEE Hyo(韓国)
4位 神原雅治 (日本)、MA Tiankun(中国)
5位 GUO Eric(カナダ)
神原さんは惜しくも第4位でした。
韓国の17歳、KIM Saehyunのダントツ優勝です。
神原雅治さんの演奏
今回のファイナルは、5名のファイナリストによる熱演が繰り広げられました。
神原雅治さんはブラームス作曲「ピアノ協奏曲 第1番 Op.15」を選択し、オーケストラとの共演で圧巻の演奏を披露されました。
神原さんは、ファイナルでもトップバッターでした。
ブラームス作曲「ピアノ協奏曲 第1番 Op.15」はブラームスの25歳頃の作品で、ピアノの達人であったブラームスが自ら初演しています。
有名なのは「ブラームスのトリル」と名づけられた超絶技巧のトリルです。
親指と薬指でオクターブをつかみ、薬指の隣の音を小指でトリルします。
しかも、ff(フォルテッシモ)です。
手の小さな人やテクニック的に自信のない人には無理なので、両手で助けることもありますが、やはり片手で弾くのを期待してしまいます。
神原さんはもちろん片手で、しかも力強く美しく演奏していらっしゃいました。
この曲は短調と長調が散りばめられて多彩な音色が求められますが、見事な表現でした。
繊細な音から力強い音への柔軟な変化や、暗い中で見つけ出された光など、聴いていて飽きることはありませんでした。
オーケストラとの呼吸もよく合っていました。
あまり馴染みのない曲だったかもしれませんが、あらためてこの曲のすばらしさに気づかれた方も多かったのではないでしょうか。
神原さんはショパン国際ピアノコンクールにもエントリーされているので、ショパンのピアノ協奏曲を選ばれるかと思いましたが、ロンティボーの課題曲は第2番です。
もしかしたら、ショパンコンクールには第1番を用意されていらっしゃるのかもしれません。
ショパンのピアノ協奏曲 第2番を演奏したカナダのGUO Ericも、神原さんと同様、ショパンコンクールとのダブルエントリーです。
ショパンコンクール本番でもピアノ協奏曲 第2番を演奏される可能性がありますね。
そしてなんと、続く他のピアニストも、すべてショパンコンクールの予備予選通過者です。
つまり、ロンティボーのファイナリストは5名全員、ショパンコンクールとダブルエントリーということです。
課題曲にショパンのソナタとエチュードが入っているため、ショパンコンクールに弾みを付けるために受けやすいのかもしれません。
ファイナルは5名のピアニストがそれぞれ違う作曲家の作品を選ばれたので、とても楽しめました。
神原さんは優勝とはなりませんでしたが、すばらしい演奏を聴かせていただいたことに心より感謝申し上げます。
演奏をまだお聴きになっておられない場合は、こちらからぜひご覧ください。
賞について
ロン=ティボー国際音楽コンクールは、1943年に始まった歴史あるコンクールで、世界的なピアニストたちの登竜門となっています。
日本人ピアニストでは、2022年に亀井聖矢さん、2019年に三浦謙司さんが第1位に輝いています。
今回第1位に輝いたKIM Saehyun(韓国)には、優勝賞金として35,000ユーロ(約560万円)が贈られるほか、モンテカルロ・オペラやヴェルサイユ宮殿王立オペラなど、名だたる音楽祭への招待も含まれています。
7月14日にパリで開催される「コンセール・ド・パリ」での演奏機会では、約40万人もの観客の前で演奏するという栄誉が与えられます。
まとめ
ロン=ティボー国際音楽コンクールは、KIM Saehyun(韓国)の優勝で幕を閉じました。
神原雅治さんの今後の国際的な活躍にも大いに期待が高まります。
このチャンネルでは引き続き、世界で活躍する日本人ピアニストたちの情報をお伝えしていきます。
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。











