Top >  ブログ  >  亀井聖矢さんのセミファイナルラウンドの演奏(協奏曲)~2022年 ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール

亀井聖矢さんのセミファイナルラウンドの演奏(協奏曲)~2022年 ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール

2022.06.12

セミファイナルラウンドは、60分間のソロリサイタルとモーツァルトのピアノコンチェルトを日を開けて演奏します。

亀井聖矢さんは、ソロリサイタルでは難曲を中心にした構成で見事な演奏をされましたが、シンプルなモーツァルトではどんな演奏をされるか楽しみです♪

亀井聖矢さんの楽屋裏演奏演奏後の様子までお伝えします。

セミファイナルの課題曲は、下記のモーツアルトピアノ協奏曲の中から1曲です。

ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271
ピアノ協奏曲 第15番 変ロ長調 K.450
ピアノ協奏曲 第19番 ヘ長調 K.459
ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467
ピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調 K.482
ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491
ピアノ協奏曲 第25番 ハ長調 K.503
ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595

12名のコンテスタントの選曲は、第9番1名、第19番1名、第20番6名、第21番1名、第22番1名、第25番1名、第27名1名となりました。

20番が人気です。

亀井聖矢さんは第19番を弾かれました。

ピアノ協奏曲 第19番 ヘ長調 K.459~モーツァルト

モーツァルトはピアノ協奏曲を27曲作曲しています。

モーツァルト自身の品行や評判が良くなかったため、高給な仕事に恵まれず、自身の演奏会を開いて稼ぐために協奏曲を量産する必要があったと言われています。

第19番は1784年に完成しましたが、この年には協奏曲を6曲も書き上げています。

最後の27番が「戴冠式」、この19番は「第二戴冠式」と呼ばています。

神聖ローマ帝国のレオポルト二世の1790年の戴冠式にちなんでそう呼ばれていますが、モーツァルトは戴冠式に招待されて新皇帝の前で披露したわけではありません。

フランクフルトで行われた戴冠式祝賀祭には多くの音楽家たちが招待されましたが、モーツァルトは招待されませんでした。

そこでモーツァルトは集まる客を見込んで現地に入り、自ら演奏会を開催しました。

その時に演奏したのが協奏曲27番と19番だったのです。

残念ながらお客さんが集まらず、大した稼ぎにならなかったと妻のコンスタンツェに報告しています。

【亀井聖矢さん~セミファイナルラウンドの演奏(協奏曲)】

亀井聖矢さんの演奏前の様子0:44:20辺りと0:46:32辺りからご覧になれます。

ショパン国際ピアノコンクールと違うところは、前後の演奏者とガッツリ出会うところでしょう。

楽屋裏にテーブルが置かれていて、本番近くになったらそこで待機するようです。

前のコンテスタント、中国のYutongSun(ソン・ユトン)を笑顔と拍手で出迎えておられました。

ソン・ユトンは2021年のショパン国際コンクールにも出ておられましたね。

いよいよ本番前になり、亀井聖矢さんが靴下を上げるところも見てしまいました♪

第1楽章 Allegro vivace ヘ長調 ソナタ形式 モーツァルト自作のカデンツァあり

演奏は0:47:50あたりからはじまります。

オーケストラの演奏を口ずさみながら、今から弾くのが本当に楽しみで仕方がないといった雰囲気です。

第2楽章 Allegretto ハ長調

演奏は1:00:40あたりからはじまります。

柔らかい旋律を一音一音考え抜かれ、ていねいに弾かれています。

第3楽章 Allegro ヘ長調 モーツァルト自作のカデンツァあり

演奏は1:09:34あたりからはじまります。

オーケストラとの掛け合いが素晴らしく、亀井聖矢さんは協奏曲がお好きなんだということを実感した演奏です。

演奏後の様子1:17:55あたりからご覧になれます。

喉がカラカラだったのでしょう。

2杯続けてお水を飲まれていました!

ぜひ他のコンチェルトも聴きたいので、ファイナルに進めるよう心から祈っています!

【関連記事】

亀井聖矢さんの予選ラウンドとクォーターファイナルラウンドのプログラムと演奏

亀井聖矢さんのセミファイナルラウンドの演奏(ソロ)~2022年 ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール

ファイナルラウンド出場者決定!~2022年 ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール

 
LINEレッスンの画面イメージ

PianeysのピアノLINEレッスン

LINEで動画を送るだけ!
たったの2日で魅力的な演奏に

 
Pianeys(ぴあにーず)
物書きピアニスト

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。

  • Twitter
  • Facebook
  • YouTube
PianeysのピアノLINEレッスン
  • YouTube

    発表会で弾くのにオススメの曲を多数紹介。チャンネル登録者数 1.5万人突破!チャンネル登録をよろしくお願いします♪

    YouTubeへ

  • Twitter

    Twitterへ

  • Instagram

    Instagramへ

  • TikTok

    TikTokへ

PianeysのピアノLINEレッスン