トリル(trill)の弾き方解説
トリル(trill)の意味とピアノでの弾き方をサンプルの楽譜を使ってわかりやすく解説します。
今回用意した楽譜はこちら。
楽譜1
楽譜2
トリルは、この記号が付いている音とその一つ上の音をすばやく交互に演奏するという音楽記号です。
楽譜1の1小節目の弾き方解説
「ド」と、その一つ上の音「レ」をすばやく交互に演奏します。
「ドレドレ」と弾くか「レドレド」と弾くかは、その曲が作られた年代や作曲者または演奏者の表現によって変わりますが、トリルの終わりはどちらも「ド」になります。
(楽譜は一例です)
(楽譜は一例です)
トリルの分量について作曲者の指示がないときは演奏者に委ねられます。また、だんだん速くしていく演奏法もあります。
楽譜1の2小節目の弾き方解説
記号の上に臨時記号(シャープ・フラット・ナチュラルなど)がある場合は、一つ上の音を変化させます。
「レ♭ミレ♭ミ」または「♭ミレ♭ミ♭レ」と弾きます。トリルの終わりはどちらも「レ」になります。
(楽譜は一例です)
(楽譜は一例です)
楽譜2の弾き方解説
トリルに前打音や後打音が付く場合もあります。
この場合はトリルを「ドシドシ」と弾いて次の2分音符の「ド」の前に「ラシ」を潜り込ませます。
まとめ
トリル(trill)の意味とピアノでの弾き方について解説しました。
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。